内容説明
…3月4日。今日は満二十歳の誕生日。藤保君からプレゼントに、指輪をもらった。まったく見えない目から涙をポロポロ流し、何度も何度も「ありがとう、ありがとう」と、お礼をいっていた。「私の目が見えるようになったら、真っ先に手にはめている指輪がみたい」と、こころをはずませている。(日記より)―そして誕生日から2週間後、成美さんはなくなった。涙がとまらない感動の書。
目次
第1章 発病
第2章 最後の学生生活
第3章 再入院
第4章 恋文
第5章 元気になりたい
第6章 永遠の愛を誓って
第7章 死闘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
9
2年6ヵ月の闘病生活を通じて二人の愛情が深まっていく様子に感動します。病気のために大学へ入学することもできず20歳で死んでいった成美さんの気持ちはどんなものだったのでしょうか?白血病と宣告されながらも最後まで前を向き続けた成美さんの姿をみると、苦しくても前を向き続けることの大切さを知ります。2015/06/01
カルー?!
0
★★★★☆2013/12/11
んちも
0
たまに「泣きたいな」って時は本屋でこういう本を手にとってしまうんですなぁ。2009/06/28
りお@積読本増加中
0
白血病でも抗がん剤使うのか、と思った。辛いく苦しみながらも、愛する人と最期まで共に一緒にいれたのは良かったのかなぁと・・・天国で安らかに眠って欲しいです。2019/06/12