内容説明
本書は、いっちゃんが4歳のときの「作品」を中心に、約30編、収録したものである。
目次
空と水
風がとんできたあ!
くものしたまでいってみよぉ~
とりってひこうきみたいや
ゆうやけにはいっていくよ
せみってなきむしやなあ
みみずはみずがないとしぬんやなあ
しょうゆバッタ
わんちゃんかわいいめしてる
あ!だちょう!〔ほか〕
著者等紹介
みずしまあけみ[ミズシマアケミ]
京都府生まれ。京都精華大学で洋画、木版画を学ぶ。版画家
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感想・レビュー
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遠い日
7
みずしまあけみさんが息子さんのいつきくんのおしゃべりを日々書き留めたものを4歳の時代に限ってまとめたもの。子どもの心の乱反射するようなきらめきが、伸びやかに、濃やかに、写し取られている。読みながら、はっとさせられたり、ぐっと胸に迫るものがあったり、飾らないことばの美しさに打たれました。お母さんのみずしまさんが、だいじにだいじにとどめ置きたかった気持ちがよくわかります。子どもといっしょに感じ、共感し、共有してきた何物にも代えがたい時間と経験をそのまま形に残したかったのでしょう。2019/01/04