内容説明
本巻には、井伏鱒二の対談四十七篇(司会・進行を置いたものも、初出での扱いに従って対談に含めた)の内、一九七四(昭和四十九)年一月以後に発表された対談十七篇、および、出席者やその内容などで特に意義あると思われる鼎談・インタビューなど七篇を収録した。
目次
文学青年窶れ―「あの日この日」の周辺事(尾崎一雄)
地理・歴史・文学(河上徹太郎)
瀬戸内海で釣りを楽しんだ(永井龍男)
戦争と人と文学(中島健蔵)
書くのは愉し(三浦哲郎)
木下夕爾詩と文学(河盛好蔵)
片隅の昭和史―『荻窪風土記』の周辺(安岡章太郎)
日々是好日(三浦哲郎)
文学七十年(河盛好蔵)
昭和初期の作家たち(安岡章太郎)〔ほか〕
感想・レビュー
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フリウリ
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●成瀬氏、武州鉢形城、犬山城 p58●青山では「おら」「だんべえ」と言っていた p189●小林秀雄に「資本論の重要な部分にアンダーラインを引いておいて」と言って「馬鹿野郎」といわれる p220●翻訳で最初に印税を得たのは広津和郎 p224●梗概文庫 p224●荷風の蔵書からみる二流作家の模倣 p225●二流作家や二流小説は筋がおもしろい p226●「戦争と平和」を読むと8年?生活した知恵がつく、とロシア人がいう p227●3年間文壇生活をすると、中産階級では家が全部なくなる p245 7/102020/09/18