内容説明
写真の魅力とは何かテーマにどのように発見されるのか被写体のとらえ方距離のおき方は?第一線で活躍する写真家たちが語る自らの軌跡とすぐれた作品を生みだす秘訣の数々。
目次
社会的風景を撮る―被写体に自分自身を見出す(鬼海弘雄)
「写真」を撮る―写真自体の魅力を求める旅(三好耕三)
建築物を撮る―解体と創造が折り重なる現場(宮本隆司)
核を撮る―見えない問題を透視するには(豊崎博光)
気を撮る―物に付着した気配を写す(喜多章)
アジアを撮る―釜ヶ崎からアジアへ向かって(山本将文)
日常風景を撮る―身辺を日記のように記録(太田順一)
ヌードを撮る―肉体の向こう側に見えるもの(高木由利子)
ルーツを撮る―元ボクサー・サベロンの奮戦!(砂守勝巳)
島を撮る―棄てられた島に物の原形を見る(雑賀雄二)
紛争地を撮る―ニュースを超えた私的な報道(長倉洋海)
東京を撮る―都市を因数分解する方法(瀬戸山玄)
里帰りを撮る―バンコク、ハノイ、そして東京(瀬戸正人)
民族を撮る―ゲリラとの生活で見た文化の深層(吉田敏浩)
乞食を撮る―路上の羅漢たちを追って(山中学)
同性を撮る―女たちへの共感を写真に託す(飯田典子)
ラテン・アメリカを撮る―アイアグア[いのちの水のありか](嵯上道正)
スポーツを撮る―競技場は劇場だ(築田純)
共産圏を撮る―ぼくらの世代のイメージを追う(ヤマグチゲン)