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内容説明
恋人に突然別れを告げられ、命を絶とうとしていた怪奇作家の了則は、淫靡で邪悪な物の怪の禍に助けられて契約を交わした―。それから禍は、この家に棲みつく代わりに了則の精を吸いとっている。美貌の禍は本来、人の肉を喰らう化け物だ。なのに人のような情や温もりに了則は癒されていく…。けれどもこれは捕食行為で愛情ではない。分かっていながらも惹かれる心は止められず―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
16
プロローグは結構怪談ぽかったけど、本編は物の怪との恋愛ということをあまり感じさせない淡々と恋愛感情を確認していく感じだったな。ご都合主義でも生まれ変わりを前面に押し出した方がドラマチックではあったような気がする。そして「肉吸い」の文字を見るたびに、大阪名物うどんの汁に肉が浮いてるお吸い物が浮かんで可笑しかった。2017/01/17
へへろ~本舗
6
話の中に小さな話が三つほどはいっていた。サクサクッと読了。スピンで小吹雪と真治の話を読みたい2016/12/29
kinoko
4
3.5 人外もの。淡々とした日常。なんか切ない。2018/02/20
槿
2
★★★☆☆2017/10/15
まりも
0
いや、ほんとに。水原先生の作品タイトルは商業BL界隈の中で一際輝いて目を引く独特のセンスがあると思うんですよ。あらすじも面白そうでつい手にとってしまう。そして読んだ結果……なんかいまひとつ盛り上がりに欠けるなあ…と思ってしまうことがある……もうすこしエピソード削ってみたほうがいいんでは。今回の主人公は怪奇作家で、作中にはそんな彼の書いた作品が丁寧に差し込まれていたりして……いや、いま読みたいのBLだから!妖と人間の恋は成就するのか、というところだから!ともどかしくなった。2023/06/01
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