内容説明
本書は19世紀のチベットの偉大なゾクチェンの成就者であり、指導者であるラマ・ミパムの短い詩頌に基づいて、タルタン・トゥルクが伝授、解説をしたゾクチェン修習次第である。第1部「分析修習の輪」では、アビダルマを理論とし、シャマタ・ヴィパシュヤナー(止観)を実践とし、煩悩が生み出す幻想や執着から修行者を救い出す。第2部「中観による視点の教え」では、究極のリアリティである空性に気付く助けをする。第3部「要訣を得た三句の教え」では、地・道・果による自然解脱へのアプローチが示されている。
目次
1部 「分析修習の輪」
2部 「中観による視点の教え」
3部 「要訣を得た三句の教え」