内容説明
本書は、著者の大東亜戦争および自衛隊の経験をもとにした、政治、経済、思想等の広い視野にたつ異色の戦略論である。本書の提言は、すべて現在の防衛問題の核心をつくものであるが、特にそのなかでも、「自主防衛論」と「防衛費歯止論」については、極めてユニークな意見であり、これは軍事専門家のみならず、言論界、財界等でも、その賛否について大きな反響を巻き起こすであろう。
目次
第1部 防衛問題Q&A(日米安全保障条約は日本にとって有益か;日本が戦争を行うことがあるか;防衛費増加に伴う不安はないか;わが国の安全保障政策の現状と問題点を問う;国家の防衛と憲法は矛盾しないか ほか)
第2部 防衛改革・21世紀への提言(防衛戦略構想を確立せよ;各自衛隊の防衛力造成は次の点に留意せよ;有事即応態勢を早期に確立せよ;適正な防衛費とその歯止め策を考えよ ほか)
第3部 提言の背景(筆者の防衛哲学;基本的防衛構想;日本人の防衛意識はこのままでよいのか;自主防衛論の背景)
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