内容説明
「あなたは今、生かされている」。豊かな人生を送るために、自分の心の中をもう一度見つめ直しましょう。
目次
第1章 信仰への道
第2章 果てしなき仏の祈り
第3章 修験道の心
第4章 心の修行の霊場
第5章 今を生きる心の修行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
70
著者は主婦だったころ流産して生死の淵を彷徨い、お不動様に身を捧げる決心をしたという。命がけの断食行や蛙の顔をした龍神のこと、そして夢やお告げが現実となるお話。チベット日記は女学生の日記のように瑞々しかった。これほどの修行をされていても喜びや苦しみなど私と変わらない感情を持たれていることに胸の奥が温かくなった。デュルケムの本で読んだ聖と俗の重なりは宗教の本質なのだろうか。修験道は自力修行の極かと思っていたが、自分を投げ出し神に預けるという言葉は他力に通じる。とりあえず修行の中心にある懺悔の心が大事なんだな。2018/11/08
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- 和書
- またたび読書録 新潮文庫