内容説明
わずか20年間のうちに、驚くべき成果をあげたフェミニズム批評の歩みと〈現在〉、そして未来への指向を、その豊かな多様性をそこなうことなく紹介する“もっと良く理解するためのフェミニズム文学批評入門書”。
目次
第1章 女を読む―フェミニズム批評の挑戦
第2章 ラディカル・フェミニストたちとフェミニズム批評―ミレットとリッチ
第3章 プロットの逆説―ギルバートとグーバー
第4章 歴史としての女たち―エレイン・ショウォルター
第5章 差異の政治学―バーバラ・ジョンソン
第6章 フェミニストに囲まれた男たち―イーグルトン、ヒースに見る男のフェミニズム
第7章 フランスのフェミニスト理論―イリガライと性的差異の倫理学
第8章 誘惑のファミリー・ロマンス―ジェイン・ギャロップ:第9章 言語のセクシュアリティー―ショシャナ・フェルマン
第10章 女の脱構築―ガヤトリ・スピヴァック