内容説明
下級兵士の苦悩ありのままに―海軍工作科予備補習生として、佐世保第一海兵団に入団し、3ヶ月の訓練終了後、17才で招集され、ラバウル海軍第958航空隊に配属、それから2年4月、在ラバウル最後の航空隊となる迄、一下級兵士が辿った苦闘の記録である。
目次
出陣の章(輸送船山国丸に乗る;海軍工作学校 ほか)
隊内生活の章(隊内生活の始まり;鍛冶屋のテゴとなる ほか)
飢餓の章(食糧不足対策;工作科農機具工場となる ほか)
捕虜の章(捕虜となったか;ポツダム進級発令 ほか)
慰霊の章(旅立ちそしてラバウルへ;慰霊祭 ほか)