内容説明
「都市」には手触り(テクスチュア)がある。五感全体から受ける都市の姿には、その記憶や都市構造としての表と裏が見え隠れしている。わが国が高度成長をとげる60年代以降の都市・東京東部地域を中心に、いつしか街から「都市の遺留品」としてのカタチを、「アーバン・テクスチュア」として見い出し、ひたすら記録した。「リベット」「商店街」「踏切」「橋」「煙突」「電信柱」「親水公園」「看板」「仮囲いパネル」「鳥居」「レンガ」「豆タイル」「路地」「空地」など、身近に点在する83におよぶテクスチュアを手掛かりに、都市断片の姿を提言する都市遊歩のためのフィールド・ノート。
目次
廃レールと鉄骨
路上集積物
建築解体現場
ガラス
廃墟
コンテナー
リベット
養生シート
露出ダクト
クレーン
カラー鉄骨
鉄骨骨組み
夢の島
商店街
橋
石段〔ほか〕
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