内容説明
ミュージシャンとして売れ始めていた杉本智里と汐野真里は、コーポ春楡を引っ越すことを提案されていた。だが春楡に愛着を感じている汐野は、引っ越しを前向きに考えられない。そんなとき、マネージャーの今瀬に二人の関係がバレてしまい、別々で暮らすことを迫られる。動じず受け入れる杉本の態度に汐野は動揺するが…。書き下ろし番外編を収録し、ＩＮＶＩＳＩＢＬＥシリーズ堂々の完結。
著者等紹介
崎谷はるひ［サキヤハルヒ］
３月１６日生まれ。九州出身・神奈川在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
13
読了2016/10/29
那義乱丸
11
同人誌の短編が３編と書き下ろしが１編。いろいろ起きてますがどれもラブラブで揺らがない二人の関係に安心しました。そして書き下ろし。20年後の現在というシチュがいいですね。山あり谷ありの２０年だったけど、繊細な汐野と不器用な杉本、しかも特殊な世界に生きる二人なので、順風満帆な方がリアリティがないですよね(笑)個人的にアラフォー世代のＢＬはツボなので楽しめました。今の崎谷さんらしくたっぷり甘々ですし、幸せな満足感をいただきました。2010/07/17
こたりん
10
何よりも、アラフォーのふたりが読めたのがうれしいっ！ でも想像しなかったくらい過酷なことが汐野にあったんだなぁと思うとちょっとぐっときた。杉本の思いも歌いたいのに、歌を歌えない自分の価値を見出せない汐野といい、ここで泣かされた。エンタメとして楽しめました！ いいなぁ、ラブラブ。2010/12/22
マッコリ
8
番外短編集。本編はあんまり好みではなかったけどこれはおもしろかった。出会って20年を経てアラフォーになった二人が変わらず甘々で可愛かったです。ビジュアル的にもあまり変わってなかったのでもう少しおっさんくささと色気があると良かったなあ。今瀬さんがなかなか良いキャラでした。2012/06/27
きょん
8
「お互いを大事にするしかない」ってセリフは実はかなり重いと思う。歳月を重ねても恋人状態を維持できるお二人は羨ましいが、その背後にある諸々を思うとまさに容易なことでは無いよね。それを乗り越えて幸せで甘い二人に乾杯です。個人的には今瀬さんが気になる。他人の幸せを保つことに心を砕いていたけれど、彼も幸せであってほしいなあ。2011/08/04
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