角川スニーカー文庫 エロゲのヒロインを寝取る男に転生したが、俺は絶対に寝取らない

みょん【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 269p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041132883
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

気が付いた時、エロゲの世界に転生していた。
【僕は全てを奪われた】という寝取られエロゲの主人公・佐々木修……ではない。
修を献身的に支える幼馴染ヒロイン・音無絢奈を修から寝取る親友キャラ・雪代斗和に、だ。

幸いゲームのストーリー開始まで一年も猶予がある。
自分に寝取りの趣味はないし、俺が彼女を奪わなければ二人は幸せに結ばれるはず……なのに。

「二人っきり……ですね？」
修がいなくなった途端に体を密着させてきた絢奈は膝の上に乗ってきて──もしかしてこの二人、ゲーム開始前からすでに関係しているのか!?

これってＮＴＲ（寝取られ）？
ＢＳＳ（僕が先に好きだったのに）？

どちらでもない、濃厚純愛ラブストーリー開幕！

第7回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト＜特別賞＞受賞作！

内容説明

気が付いた時、エロゲの世界に転生していた。“僕は全てを奪われた”という寝取られエロゲの主人公・佐々木修…ではない。修を献身的に支える幼馴染ヒロイン・音無絢奈を修から寝取る親友キャラ・雪代斗和に、だ。幸いゲームのストーリー開始まで一年も猶予がある。自分に寝取りの趣味はないし、俺が彼女を奪わなければ二人は幸せに結ばれるはず…なのに。「二人っきり…ですね？」修がいなくなった途端に体を密着させてきた絢奈は膝の上に乗ってきて―もしかしてこの二人、ゲーム開始前からすでに関係しているのか！？これってＮＴＲ？ＢＢＳ？どちらでもない、濃厚純愛ラブストーリー開幕！

著者等紹介

みょん［ミョン］
島根県出身、主にＷＥＢ小説家として活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海月]

ラノベ続きですみません。 このラノベはホント不思議な内容。エロゲに転生してって話だけど転生先はゲームが始まる１年前。しかも主人公の親友という立場。人物像もさることながらストーリーも自分的には初めてでダーク的なところもありつつサスペンス的な仕上がり。この先どうなるか全くわからないからこそすごく気になる。絵もなかなか好きな感じです。次巻が気になるがたょっと温め（笑）

2023/11/27

[佐治駿河]

タイトル通りNTR系のエロゲに転生、しかも転生先がエロゲの主人公ではなく幼馴染をNTRする側の親友に転生した物語。正直もう少し軽くコミカルな感じのラノベだと思って読み始めました。中盤辺りからかなりドロドロした雰囲気となって行き、読み応えのあるストーリーだと気付かされました。自分がヤンデレや心の少し壊れた系のヒロインが好きなので、終盤の音無絢奈の感じはドストライクでしたね。多少ミステリーチックに謎がありますのでその辺りもこの作品を面白くさせています。読み始めて良かったです。

2025/01/11

[オセロ]

エロゲのヒロイン達を寝取るキャラに転生した主人公。しかしそこはゲームが始まる1年前の世界。この1年前というのがミソで、ゲームの裏設定ともいえる情報が次々と明かされるドキドキが堪りません。 また、読む前と後では作品に対するイメージがまるで違うものに見えてきて、キャッチコピーの濃厚純愛ストーリーの文言に嘘偽りのない内容といえるでしょう。 中にはタイトルで敬遠する方もいるかもしれませんが、騙されたと思って読んでみて欲しい作品です。

2023/02/04

[よっち]

エロゲ世界の主人公・修ではなく、彼を献身的に支える幼馴染ヒロイン音無絢奈を寝取る親友キャラ・雪代斗和に転生してしまう青春小説。寝取りの趣味もなく平穏に過ごそうと思っていた斗和に、なぜか修がいないところでは甘えてくる絢奈の想い。ゲームでは幼馴染だけでなく、母・妹・先輩・後輩も全て失う修という構図でしたが、けれど後半から描かれる新たな視点では全く違う関係性が見えてきて、苦しめられるその呪縛はこれまでの印象をガラリと変えていって、大切な人の幸せのために向き合う覚悟を決めた二人の一途で重い愛が素敵な物語でした。

2023/02/02

[まっさん]

★★★★ web版未読。 迂闊な事を言うとネタバレを踏んでしまいそうなんですが、ヒロインがめちゃくちゃ刺さった作品でしたね。タイトルからは良くも悪くもありきたりな転生物かと思っていましたが、異なるキャラクターの視点から物語を俯瞰すると見えてくる裏の事情。特別カタルシスを感じるなどの読後感はありませんでしたが、この手の作品においては十分過ぎるほどのストーリー構成を見せつけられたように感じて大満足の一言です。 ただ、一つだけ気になった部分は物語のオチに当たる部分のインパクトの弱さ。起承転結の結の部分におい→

2023/03/04