内容説明
本書は、「無限」について紹介するつもりで、大学の公開講座用テキストとして準備を始めたものである。その際、著者は次の2点を自らに課した。起―受講者に、無限に関する専門的技術的な知識経験があることを前提としない。結―受講者は、講座終了後、無限について多少とはいえ実際に操作できるようになり、必要な場合にはさらに勉強するための手がかりが得られている。
目次
第1章 可算集合
第2章 自己言及的論法
第3章 帰納法
第4章 集合と順序
第5章 いくつかの例題
付録(Euler Frakturとアルファベット;記号表)