出版社内容情報
北陸・福井の日本語学校を拠点に、「教室を地域へ」ひらく挑戦を描く実装ドキュメント。創業者の原点から、教師“全員退職”の危機を乗り越えた体制改革、定員3倍応募を生んだ募集設計、地域連携型カリキュラム、教員養成と評価制度、生活・就労支援、避難民受け入れまでを具体例で解説。制度と現場のずれを埋める運営手順、官民協働の勘所、失敗と学びも率直に公開。推進法“その先”への提言と、1000人構想・専門学校設立へ続くロードマップまで、学校づくりと地域日本語教育の“使える”知見を提示する。
【目次】
プロローグ
第1章
野球を越えて、教育へ─日本語学校設立という挑戦
野球とともにあった青春の日々
大学で、統計学や人的資源管理を学ぶ
カンボジアの青年との出会いが、起業のきっかけに
起業の動機は、家族への思いも
設立の際、資金をだまし取られるトラブルも
故郷・福井に根ざす理由
野球と教育と経営に共通するもの
第2章
信頼される学校へ─理念と体制改革の軌跡
安心して関われる場所をつくりたい
「言葉の習得」ではなく、「共生人材を育てる」というゴール設定
教育理念の再定義とビジョンの言語化
教師マインドセットの改革―教師は「教える人」ではない
日本語教師養成講座の構築―〝育てる文化〟の設計
採用基準・人事評価制度の刷新
教育者こそ、日々学び、問い続ける必要がある
「凡事徹底」こそ、信頼される
市民教育と地域共生の視点
社外への発信と信頼構築
「誰のための教育か」を問い続ける
第3章
地域と世界をつなぐ、日本語教育の再定義
─「生活の中で育てる」地域連携型カリキュラム
地域の人との関わりにこそ、生きた日本語がある
「N1合格」の先に待っていた現実
地域での学びが、日本語を使う「意味」を育てる
地域とつながる体験の数々―交流・探究・発信
地域で「役割」を持つことの意味
留学生にとっての「自立」とは何か―進路・就職・その後
「学び直し」としての日本語教育
「学び」を地域へ届ける─地域資源を活かした学習活動
第4章
日本語学校経営のリアル 制度・ビザ・人材・収支
─教育機関経営の独特な難しさと維持の工夫
理想だけでは成り立たない、学校経営の難しさ
なぜ経営が難しいのか―日本語学校を取り巻く制度的課題
日本語学校は、在留資格の「保証機関」
「入国管理制度」がすべて、という現実
教師確保と育成の難しさ
なぜ日本語学校は批判されやすいのか
教育現場を「見える化」することが、信頼につながる
「教育機関経営」の新しいモデルへ
第5章
ともに生きるという選択
─ウクライナ避難民の受け入れと共生社会の実践現場から
傍観者で終わりたくない―ウクライナ避難民受け入れへ
教育機関としての強みを活かした支援へ
受け入れ準備─行政と地域との連携
福井で始まる新生活─学校が紡ぐ共生の日々
成長と新しい目標
支援の成果が支援者を支えた
制度の狭間で見えた課題
教育は共生社会の最前線になれる
小さなコミュニティから社会を変えられる
第6章
制度を動かす、地方発の教育実践
─推進法は「始まり」でしかない
内容説明
日本語教育機関の本当の役割とは何か―。外国人との共生、その理想は福井県にあった!
目次
第1章 野球を越えて、教育へ―日本語学校設立という挑戦
第2章 信頼される学校へ―理念と体制改革の軌跡
第3章 地域と世界をつなぐ、日本語教育の再定義―「生活の中で育てる」地域連携型カリキュラム
第4章 日本語学校経営のリアル 制度・ビザ・人材・収支―教育機関経営の独特な難しさと維持の工夫
第5章 ともに生きるという選択―ウクライナ避難民の受け入れと共生社会の実践現場から
第6章 制度を動かす、地方発の教育実践―推進法は「始まり」でしかない
第7章 1000人の夢、専門学校の未来図―地方発グローバルモデル 教育・進学・就労の一貫支援へ
著者等紹介
井上俊秀[イノウエトシヒデ]
1987年、福井県に生まれる。幼少期から野球に明け暮れ、大学時代には休学し独立リーグで野球に没頭。大学卒業後、アメリカに渡り野球を続けるが、アメリカでの体験に衝撃を受け、帰国しアスリートをサポートする企業を立ち上げる。野球の普及のためにカンボジアへ渡航した際に、日本語が上手な若者や日本に憧れを持つ人と出会い、彼ら彼女らが活躍できる受け皿を作りたいと思い、2016年に株式会社グローバルリンクを起業し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 電子書籍
- まず牛を球とします。 河出文庫



