人は死ねない―超長寿時代に向けた20の視点

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人は死ねない―超長寿時代に向けた20の視点

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794973054
  • NDC分類 498
  • Cコード C0030

出版社内容情報

医療未来学が描く「老い」と「死の未来」
人間と死の関係は、今まさに歴史的転換点を迎えている

寿命が延びて、死ななくなるというのは、大問題だ。納得のいく死に方を考えるよりも、定年退職後、30年、40年を一体どのように生きればよいのか。生き方の根本を大改革しなければならない。
――田原総一朗さん推薦!

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AI診断、ゲノム編集、手術支援ロボット、人工臓器、予防ビジネス……医療が完成形に近づき、人間が本当に120歳まで生きられる時代がすぐそこまでやってきた。しかし問題は、誰もが健康な状態で長生きできるわけではないということ。超長寿時代は、一人ひとりの人生の時間が長くなる一方で、体に致死的でない小さな不調を抱えながら生きる人が大量に増える時代でもある。そのとき世の中は? 個人の生き方は? 死のあり方は? 最先端の医学研究や医療予測に詳しい著者が、未来の医療のあり方とそこに生じる問題点を提示しながら、超長寿時代の死とは何かを考えてゆく一冊。

内容説明

AI診断、ゲノム編集、手術支援ロボット、人工臓器、予防ビジネス…医療が完成形に近づき、人間が本当に120歳まで生きられる時代がすぐそこまでやってきた。しかし問題は、誰もが健康な状態で長生きできるわけではないということ。超長寿時代は、一人ひとりの人生の時間が長くなる一方で、体に致死的でない小さな不調を抱えながら生きる人が大量に増える時代でもある。そのとき世の中は?個人の生き方は?死のあり方は?どうなるのか。最先端の医学研究や医療予測に詳しい著者が、未来の医療のあり方とそこに生じる問題点を提示しながら、超長寿時代の死とは何かを考えてゆく一冊。

目次

第1章 あらゆる病気は克服されていく―人生120年が現実味を帯びる現代(病気の克服が「生のあり方」を変え、「死のあり方」を変える;人類が感染症の脅威から解放される日 ほか)
第2章 健康とお金の関係はこう変わる―経済力が「長生きの質」を決める?(「多病息災」で、今以上に医療費がかかる;老化を治療できても医療費はかかる ほか)
第3章 ゆらぐ死生観―自分なりの「死のあり方」を持つ(シナリオどおりに生きられると「生のあり方」が変わる;「典型的な死のプロセス」も変わっていく ほか)
第4章 誰が死のオーナーか―死を取り巻く問題を考える(「生」に自己決定権はなかったが「死の自己決定権」はある;「脳死」の定義はあるのに「死」の定義はない日本の法律 ほか)
第5章 未来の死を考えるための20の視点(肉体がなければ、衰えることもない;永遠の生:悪魔の取引 ほか)

著者等紹介

奥真也[オクシンヤ]
1962年大阪府生まれ。医療未来学者、医師、医学博士。大阪府立北野高校を経て、東京大学医学部医学科卒。英レスター大学経営大学院修了。専門は医療未来学、放射線医学、核医学、医療情報学。東京大学医学部22世紀医療センター准教授、会津大学教授を経てビジネスの世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

103
著者は東大卒の放射線科医で医療未来学者。時代と共に変遷する「死」の概念について、今後の医療の進歩から予測される未来の死を考える視点を提示している。現在日本の100歳以上の高齢者は8万人を越えた。国民医療費は43.6兆円で国民所得の約10%を占める。医療は遺伝子解析技術とセンシングとAI、救急医療の充実で更なる発展が予測される。一方死に関して世界的に安楽死を合法化する国や地域が増加している。ただ死は自分だけのものではなく、特に日本ではデスハラスメントの危険性も考えられる。安楽死マシーン・サルコを初めて知る。2023/03/11

きゃれら

18
医療の発達により、寿命前の感染症死がとても少なくなっていく中で、死を予測、計画できるものとし、デザインすべきだという本。医療や周辺科学技術の発達のファクトや未来予想は読ませる。ただ、読者の自分は死を筆者のように捉えることは平常時は原理的にできないと考えている。キューブラー・ロス「死の瞬間」の受容の4段階は古い、というが、僕は、全然古くないし決して古くならないと思う。いつかは死ぬことを前提に生きるのは、良き生き方をする良い方法とは思うけれど、いつ死ぬかを決めて生きるのとは違うと思う。それ、当たらないし。2022/07/12

乱読家 護る会支持!

7
あらゆる病気は克服されて、人生120年が現実味を帯びるようになってきました。 しかし、何らかの科学技術によって命を繋ぐことができる社会になれば、経済力高いほどより快適に生きることが出来、経済力が「長生きの質」を決めるようになります。 当然、我々の死生観は揺らいでいくと思います。 自分が「死にたい」と思わなければ、いつまでも生き続けなければならなくなるかもしれない近未来。 僕は、苦しまずに命を終えることが出来る「安楽死」を権利として法で認めて欲しいと思います。2022/10/01

清水勇

4
著者は今後の医学の発展にでガンやALS等神経難病含め殆どの病気が治ると期待でき、これ迄予測不可能だった「死」が予測可能になるつつあるという。日本人の平均寿命が長くなり皆高齢で死ぬ、即ち「死」は予測可能になった。しかし医学の進歩で多くの病気が治療できるというのは、人を物としか見ない医師の傲慢さを強く感じた。それでも著者が後半で力説するように「死」が予測可能になったからこそ、私達がこれまで置き去りにしてきた「死」をどのように迎え自分の人生をどう生き切るじっくりと考えるべきだとすることは強く共感した。 2022/10/08

Go Extreme

3
あらゆる病気は克服―人生120年が現実味: 人工臓器 救急医療体制の充実 遺伝子解析技術とセンシング→予防医学 健康とお金の関係: 「多病息災」→医療費 医療費が「全額自己負担」になる可能性も 経済力→長生きの質 人間拡張技術 「死」≒「幸せな区切り」 ゆらぐ死生観―自分なりの「死のあり方」: シナリオどおり→生のあり方が変わる 同調圧力、自己決定、自己決定権 誰が死のオーナーか: 死の自己決定権 高齢者に歴史あり 安楽死が法制化された未来 未来の死を考えるための20の視点 死のデザインという提案2022/07/18

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