内容説明
閉塞的な地方都市で一人っ子として生まれ、毒親傾向のある両親に育てられた子ども時代。スクールカースト底辺から抜け出せなかった中高時代。ヴィジュアル系バンドの推し活に恋に、遅れてきた青春を捧げた大学時代。発達障害(30歳になってから発覚)の二次障害の双極性障害や摂食障害に苦しめられた就活、すさまじく向いていなかったOL時代。25歳でライターに転身、やっと自分の居場所を見つけたものの、タチの悪い仕事関係者に「都合の良い女」にされたり、風俗嬢のアルバイトをしたり、ネット炎上騒動に巻き込まれたり、コロナの影響でアルコール依存症になったり…「自己肯定感超低い女子」の33年の軌跡。
目次
自傷行為
バンギャル
バンドマン
自己肯定感
顔出し
炎上
毒親
スクールカースト
Uターン
生理
風俗嬢
フェミニズム
ルッキズム
グラビアアイドル
サラリーマン
新型コロナウイルス
アルコール依存症
婚活
発達障害
ライター
著者等紹介
姫野桂[ヒメノケイ]
フリーライター。1987年生まれ。宮崎県宮崎市出身。日本女子大学日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをして編集業務を学ぶ。卒業後に一般企業に就職し、25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やWEBなどで執筆。専門は社会問題や生きづらさ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
48
こういう本に、こんな感想は良くないかも知れないが、読んでいてしばしば「ん?」と、引っ掛かった。2021/06/23
ネギっ子gen
30
著者名と、タイトルとカバー絵に惹かれ――。毒親傾向のある両親に育てられ、スクールカースト底辺で藻掻いた中高。ヴィジュアル系バンドの推し活に恋に、遅れてきた青春を捧げた大学。双極性障害や摂食障害に苦しんだ就活、発達障害特性のため地獄そのものだった会社員生活。が、「いつか見てろ、今に見てろ」と、25歳でフリーライターに転身し書籍も出版、やっと自分の居場所を見つけたものの、「都合の良い女」にされたり、風俗嬢やったり、アルコール依存症になったり……「自己肯定感超低い女子」の、平成から令和を駆け抜けたクロニクル。⇒2021/08/09
れに
13
「生きづらさにまみれて」。最近やっと多少なりとも生きやすくはなってきたが私自身もかなり生きづらさにまみれている。著者とは同年代ではないがかなり年齢が離れているというほどでもなく同じく発達障害持ちということで興味を惹かれて読んでみた。…けど、正直あまり期待に沿った内容じゃなかった。ぶっちゃけ私が思ってたり共感できるようなエピソードは少なく、特にフェミニズム関連とかは興味ないしどうでもいいのでペラペラと流し読み。あと、自虐風自慢が多いのも気になるし友達多いアピも正直読んでてダルい。はっきり言ってタイトル詐欺。2024/06/27
こばゆみ
8
発達障害、摂食障害、毒親、田舎の閉塞感、スクールカースト底辺などなど、1つ1つの単語で見たらなかなか重たい事象を抱える筆者の、ひたすらに読みやすくてポップな印象すらあるエッセイ集。とにかくどんな人か気になって、読んでる最中に何度も名前で検索してしまった(笑)。バンドマンにまつわる話は他人事に思えなかったな〜(笑)。2021/08/31
金平糖
3
B。2024/07/26