出版社内容情報
福澤諭吉から丸山眞男、網野善彦まで、転換期の日本の問題に先人たちは苦悩し答えてきた。23人の思想家による日本思想史・再入門これから先、日本はどうなるのか?
どのような国のかたちが皆の幸せになるのか?
経済成長だけ追い求めていていいのか?
日本人らしさとは何か?
天皇制とは?
福澤諭吉から保田與重郎、丸山眞男、橋川文三、網野善彦まで、23人の思想家が、自分の喫緊の問題として悩んだ、近代化と戦争、維新と敗戦を軸に、日本の150年を振り返る。思想家の悩みは普遍であり、危機の時代の私たちのロールモデルなのだ。
はじめに
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ナショナリズム=デモクラシーの時代――福澤諭吉
自由をもとめて自由を殺さないために――中江兆民
ゆれ動く感受性と明治日本――高山樗牛
批評家とは何者か――北村透谷
百年前の「時代閉塞の現状」――石川啄木
「美しいアジア」は何処へ行ったか――岡倉天心
自由民権かテロルか――頭山満
悲哀の時代をどう生きるか――三木清
不安定の底にある「不安」――保田與重郎
もう一つの「近代」――萩原朔太郎
ロマン主義と「孤高」の詩人――伊東静雄
戦後の若き世代へ――丸山眞男
「ごっこ」の世界が終ったとき――江藤淳
ナショナリズムと社会革命―竹内好
ロマン主義とナショナリズム――橋川文三
死者とともに迎える敗戦――柳田國男
象徴天皇制と戦後――和辻哲郎
批評家になるための必要条件――吉本隆明
「からっぽ」な戦後――三島由紀夫
天皇と民主主義――坂口安吾
鎌倉仏教誕生秘話――網野善彦
左翼・右翼が生まれる時――葦津珍彦
戦後七〇年、憲法改正をどうするか――高坂正堯
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『日本』を組み立てる――明治と現在、百五十年をめぐる旅
現代日本に、大転換はおきるか――近代・反近代・明治日本
ナショナリズムとパトリオティズムは別物か
水戸学の誘惑――会澤正志斎『新論』を読む
美と政治のあいだ――小林秀雄の登場
昭和天皇への「近づき方」――昭和天皇と後醍醐天皇
ナショナリズムの「復権」
微笑と敗戦――荒野に立つ亀井勝一郎
死者を慰霊する季節に――あとがきに代えて
先崎彰容[センザキアキナカ]
著・文・その他
内容説明
これから先、日本はどうなるのか?どのような国のかたちが皆の幸せになるのか?経済成長だけ追い求めていていいのか?日本人らしさとは何か?天皇制とは?福澤諭吉から保田與重郎、丸山眞男、橋川文三、網野善彦まで、23人の思想家が、自分の喫緊の問題として悩んだ、近代化と戦争、維新と敗戦を軸に、日本の150年を振り返る。思想家の悩みは普遍であり、危機の時代の私たちのロールモデルなのだ。
目次
1(ナショナリズム=デモクラシーの時代―福澤諭吉;自由をもとめて自由を殺さないために―中江兆民;ゆれ動く感受性と明治日本―高山樗牛;批評家とは何者か―北村透谷;百年前の「時代閉塞の現状」―石川啄木 ほか)
2(『日本』を組み立てる―明治と現在、百五十年をめぐる旅;現代日本に、大転換はおきるか―近代・反近代・明治日本;ナショナリズムとパトリオティズムは別物か;水戸学の誘惑―會澤正志齋『新論』を読む;美と政治のあいだ―小林秀雄の登場 ほか)
著者等紹介
先崎彰容[センザキアキナカ]
1975年、東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学院文学研究科日本思想史博士課程修了。政府給費留学生として、フランス、社会科学高等研究院に学ぶ(専攻:国際日本学)。専門は日本思想史。現在、日本大学危機管理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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