- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ティーンズ・ファンタジーその他
出版社内容情報
シアーシャが臨時のパーティに参加するため単独行動していたジグは、イサナに請われ、子供誘拐事件の捜査に協力することに。
内容説明
未知の大陸に渡ったジグたちもすっかりこの土地に馴染み、血と剣戟に溢れた平和な日々を過ごしていた。そんな折、シアーシャが臨時の冒険者パーティーに加入することになり、護衛仕事を一時離れることになったジグは、知人となった二等級冒険者のイサナから、子供誘拐事件の捜査に協力して欲しいと頼まれる。事件捜査など管轄外の依頼だが、そこは報酬が合えば何でも受ける傭兵。ジグは自身が培ってきた裏稼業の知見を駆使して、事件解決に動き出すのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
未知の大陸にもようやく慣れて、臨時の冒険者パーティーに加入することになったシアーシャ。護衛仕事を一時離れることになったジグがいろいろ巻き込まれてゆく第二弾。空いた時間を有効活用しようと考えていた矢先、激闘の末知人となった冒険者イサナから、子供誘拐事件の捜査協力を依頼されるジグ。培ってきた裏稼業の知見を駆使して事件解決に動き出す展開で、一人で行動するとどうにも誤解されたり、いろいろ巻き込まれがちなジグの異質さが際立っていて、未だ自覚もないまま私の護衛に独占欲を垣間見せるシアーシャが怖…可愛かったです(苦笑)2023/09/18
しぇん
37
一巻に続き地味だけど骨太ファンタジー。ジグの傭兵活動がメインでしたが、生死が近すぎる故のドライさが凄く出ていたのが良かったですね。シアーシャにだけは無自覚なのか依頼主とか関係なく激甘な感じがしましたが。しかし。よくも悪くも大きな事件とか起こせなさそうですがどう物語を展開していくんですね。他の魔女とかこちらに来たりするんでしょうか?2023/10/12
こも 旧柏バカ一代
32
魔女の彼女は冒険者として少しづつ他の人とも関わるようになって来た。一方、傭兵の彼は冤罪をかけられて被害者のクランハウスに誘導され、武器を取り上げられた状況でグランメンバーに囲まれて自白を強要される。身に覚えの無い事件だったが、その事件当日、彼は被差別部族の誘拐事件に関わっており、表沙汰に出来ないのでアリバイは証明出来ない状況。自白を力押しで来た被害者クランのメンバーの囲いを素手で制圧し、交渉役と話そうとしたら、エース級の2人組の女達が増援に来て第二ラウンド開始。それも致命傷を避けながら相手を圧倒する。2024/05/23
ホシナーたかはし
29
あいかわらず「ロードス島戦記」「卵王子カイルロッド」のような、妙に懐かしい匂いのする作品。嗚呼、面白かった!強い傭兵と魔女なのに、対人関係は引きこもり並みの対応しかできないところが妙に可笑しい。2023/10/04
dorimusi
28
イサナの一族の誘拐事件をさくっと解決しつつライカが登場。冒険者辻斬り事件の疑いをかけられクランでタコ殴りにしてシアーシャに手を出そうとした辻斬り半を倒すところまで。間にちょこちょこシアーシャとの日常が挟まるのが良い感じ。櫛買ってきて髪梳かせるとか。。。2025/04/27