いのちの証言―ナチスの時代を生き延びたユダヤ人と日本人

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いのちの証言―ナチスの時代を生き延びたユダヤ人と日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794969521
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ナチ政権下、ホロコースト時代をどのように生き延びたのか? 70年以上の歳月を経て明かされるユダヤ人と日本人たちの記憶と証言。ナチ政権下、ホロコースト時代をどのように生き延びたのか──。生存ユダヤ人と日本人たちの記憶と証言が70年以上の歳月を経て明かされる。生死を分けた一瞬の偶然。市民がなぜあのような非道に同調することができたのかという人間性への問い。そしてヒトラー政権の同盟国であった日本人がユダヤ人に助けの手を差し伸べた新事実……。ベルリンに暮らし、数年にわたって丹念に取材を続けた著者が、悲劇の時代に生きた人間の姿をありのままにつづる、渾身のノンフィクション。

第一章 発端
 数奇な巡り合わせ
 この地下で
 事前資料
 レジーナおばさん

第二章 鎮魂
 レジーナおばさんの手がかり
 追憶の碑
 「日本人村」と「ユダヤ人のスイス」

第三章 宿命
 ラヘル・マンさんの場合──少女ラヘルの記憶
 ハンツ・シュマル氏の場合──少年ハンツの記憶

第四章 証言
 綴じられた過去
 顔のないヒトラーたち
 新たな証言
 誌面の証言

第五章 気魂
 古賀守の場合
 近衛秀麿の場合
 藤村義朗の場合
 杉原千畝の場合
 毛利誠子の場合

第六章 追懐
 マルギット・ジープナーさんの場合──父を上海に逃がして
 アンドレ・ロイジンクさんの場合──森と大人たちの陰に身を隠した命
 マルギット・コルゲさんの場合──シスターたちの守った命
 フィリップ・ゾンターク氏の場合──母の命と引き換えに
 ホルスト・ゼルビガー氏の場合──恋人もアウシュヴィッツへ

あとがき

六草いちか[ロクソウイチカ]
作家。1962年、大阪府吹田市生まれ。88年からドイツ・ ベルリン在住。主な著作に、森?外の名作『舞姫』のヒロイン、エリスのモデルとなった女性を探し、文学界の積年の謎を解明した『?外の恋 舞姫エリスの真実』『それからのエリス──いま明らかになる?外「舞姫」の面影』(ともに講談社)がある。

内容説明

ナチ政権下、ホロコースト時代をどのように生き延びたのか―。生存ユダヤ人と日本人たちの記憶と証言が70年以上の歳月を経て明かされる。生死を分けた一瞬の偶然。市民がなぜあのような非道に同調することができたのかという人間性への問い。そしてヒトラー政権の同盟国であった日本人がユダヤ人に助けの手を差し伸べた新事実…。ベルリンに暮らし、数年にわたって丹念に取材を続けた著者が、悲劇の時代に生きた人間の姿をありのままにつづる、渾身のノンフィクション。

目次

第1章 発端
第2章 鎮魂
第3章 宿命
第4章 証言
第5章 気魂
第6章 追懐

著者等紹介

六草いちか[ロクソウイチカ]
作家。1962年、大阪府吹田市生まれ。88年からドイツ・ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

32
「ドイツのことは戦前も戦後も今も、赦していない。憎しみしかない。精神はここにはない。ただ生きているだけ」生き延びたユダヤ人の体験記が主に、それに手助けした日本人のお話。合法の下に大虐殺が行われていた。生き延びたのは「不法に生き延びたユダヤ人」なのである。終戦を迎えると、ナチ党員達は加担しなかった事を証明する為にユダヤ人や反ナチ運動家に書状を貰おうと躍起になったという。ナチドイツに関する本や映画は幾度か触れたが、体験記として読むと70年ほどしか経ってないというリアル感が恐ろしさを増幅させる。2020/01/20

Nobuko Hashimoto

16
著者は森鴎外の舞姫のモデルを見つけ出したベルリン在住の作家。本作では第二次大戦中、ベルリンの日本大使館がユダヤ人女性を雇い、匿っていたという話を聞き、真相を調査するという内容。前半は資料調査でわかった日本人によるユダヤ人保護の他の事例、後半はベルリンで生き残った数少ないユダヤ人生存者の体験談の聞き取り。それらも興味深いが、ベルリンにいくつもある負の歴史の記念碑や、小学校での歴史教育でユダヤ人迫害について調査させているという話がたいへん興味深い。歴史を伝えようとする不断の取り組みは大いに参考にしたい。2017/07/24

trazom

11
六草さんが、ナチスのユダヤ人迫害から生き延びた人たちを訪ねて聞いた話を収録したもの。言葉は重く、心を打つ。ベルリンでは、16万人いたユダヤ人が、終戦時には6,000人。それは、最後まで6,000人のユダヤ人を守り通した人たちがいたということだ。杉原千畝は有名だが「杉原の功績は杉原だけによるものではない」という著者は言う。「杉原は通過ビザを発行したが、日本でユダヤ人を迎えたわけではない。ユダヤ人が乗り込んだ船や港、移動した町々で、受入れ、世話を焼いた人々がいた。」…そういうことに、微かな希望を見出したい。2017/03/09

メルセ・ひすい

8
ナチ政権下、ホロコースト時代をどのように生き延びたのか。生存ユダヤ人とユダヤ人を救った日本人たちの記憶と証言をもとに、悲劇の時代に生きた人間の姿をありのままにつづる、渾身のノンフィクション。2017/02/19

ルナティック

5
伝えようという主旨は素晴らしいと思う。しかし紹介する証言に対して紙面や取材が不十分では?と思えた。特に感じたのはドイツを憎みながら暮す元教師女性の部分。「・・・もう一度訊くと、あるいは少し違った、少しは救いのある言葉を聞くことができるのでは・・・といった気持ちで・・・」という著者の思いに違和感を覚えた。誰が救われることを望んでこの思いを発したのか?元教師女性?または著者自身?ドイツを憎む思いを吐露する反面、元教え子は未だに彼女を慕い訪れる。この整合性のなさが、まさにナチスが犯した罪ではないのだろうか?2017/11/09

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