トランプがはじめた21世紀の南北戦争―アメリカ大統領選2016

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トランプがはじめた21世紀の南北戦争―アメリカ大統領選2016

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969484
  • NDC分類 314.895
  • Cコード C0036

出版社内容情報

トランプ大統領誕生で、世界はどのように変わるのだろう。日本への影響は? 2016年の選挙レポートし、アメリカの今を分析する2016年11月、アメリカの大統領にトランプが選出された。メディアや専門家の予想を大きく覆すものだった。これから世界はどのようになっていくのだろう。日本にはどのような影響があるのだろうか。本書は、予備選からはじまる、この長い選挙のレポートであり、アメリカで何が起こり、何が分断を生んでいるか分析していく。
著者の渡辺さんはボストンに長く暮らし、民主党、共和党の両陣営のイベントに参加し、さまざまな人にインタビューを試みた。SNSの動向などにも目を配りながら、ナマの声をひろっていく。また大統領選の仕組み、南北戦争時からオバマまでのアメリカの大統領選の歴史、人々の投票行動、どんな利害関係や、思想的心情などがあるのを分析。専門的には見えない、極めてリアルはアメリカの一側面がわかる。
トランプの支持者は、プアホワイトのほか、高額所得者の白人も多いという。1950年までのアメリカの栄光を忘れられない人々がトランプを支持している。反トランプ派にしてみれば、暗黒の時代が始まろうとしている。そのような状況下、リベラル派はどのように希望を抱いたらいいのか、対話の可能性はどこにあるのか。一市民であり、移民である著者は全編にわたって問いかけている。


はじめに

I アメリカの政治のしくみ
1 大統領選挙のシステム
2 大統領選挙と歴史の深い関係
3 アメリカの政治家はリビングルームで育つ

II 分断するアメリカ
4 トランプ現象を生んだ部族化するアメリカ
5 トランプ――時代に取り残された白人のヒーロー
6 サンダース――ミレニアル世代が愛した革命家
7 ヒラリー――不当な非難を受ける実務主義者
8 政治を操るダークマネー

III 大荒れの予備選
9 ボストンのリベラルエリートがサンダースを支持しなかった理由
10 「選挙は金次第」の常識を変えたトランプ
11 暴力を正当化した大統領選
12 トランプにハイジャックされた共和党
13 信頼と忠誠心を失った民主党

IV 泥仕合の本選
14 移民の国「アメリカの本質」
15 大統領ディベートとその効果
16 オクトーバーサプライズ
17 内戦状態になった共和党
18 多様化が進むアメリカの対立構造
19 トランプを選んだアメリカ
20 トランプ政権のアメリカはこう変わる

おわりに

渡辺由佳里[ワタナベユカリ]
エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)、『暴言王トランプがハイジャックした大統領選、やじうま観戦記』(ピースオブケイク/Kindle版)。など。翻訳には、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。エッセイスト、洋書書評家、翻訳家。アメリカ移住。ニューズウイークにて【2016米大統領選】最新現地リポート、『ベストセラーからアメリカを読む』連載。Cakesにて『アメリカはいつも夢見ている』と『アメリカ大統領選、やじうま観戦記』連載。新刊洋書を紹介するブログ「洋書ファンクラブ」は、多くの出版関係者が選書の参考にするほど高い評価を得ている。

内容説明

トランプを選んだアメリカで、いま何が起きているのか。白人とマイノリティ、高学歴と低学歴、都会と田舎…分断は可視化され、暴力や差別を是とするパンドラの箱は開かれた。これからアメリカはどこへ行く?著者はボストンに長く暮らし、民主党、共和党の両陣営のイベントに参加し、さまざまな人にインタビューを試みた。SNSの動向などにも目を配りながら、ナマの声をひろっていく。大統領選の仕組み、南北戦争時からオバマまでのアメリカの大統領選の歴史、人々の投票行動、思想的心情などを分析。予備選からはじまる長い選挙と、この一大イベントから見えてくるリアル・アメリカの最新レポート。

目次

1 アメリカの政治のしくみ(アメリカ大統領選のプロセス;大統領選挙と歴史の深い関係 ほか)
2 分断するアメリカ(トランプ現象を生んだ部族化するアメリカ;トランプ―時代に取り残された白人のヒーロー ほか)
3 大荒れの予備選(ボストンのリベラルエリートがサンダースを支持しなかった理由;「選挙は金次第」の常識を変えたトランプ ほか)
4 泥仕合の本選(移民の国「アメリカの本質」;大統領ディベートとその効果 ほか)

著者等紹介

渡辺由佳里[ワタナベユカリ]
エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、1995年よりアメリカに移住。2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

101
アメリカ在住の著者による前回(2016年)の大統領選のレポ。実際に両党の候補者の集会に参加しただけあって、現地の混乱ぶりや分断による過激な喧噪がリアルに伝わってきた。旋風を巻き起こしたトランプとサンダース。この二人の人気の原動力は「怒り」だと言う。その前のオバマの場合は「希望」だそうでまさに反転した印象。希望が失望に変わり、ずっとモヤモヤしていたものを代弁してくれたと喜んだ支持層の一部は感情的に排他的な行動を取った。まるでタガが外れて一気に表に噴出したかのように見える。果たして今回は何が惹き付けるのか。2020/02/16

hk

9
1860年、南北戦争勃発直前の大統領選挙で沿岸部ならびに北部を票田とする共和党から初めて大統領が選出された。この時点において共和党の支持層は北部の産業資本家であり、民主党の支持層は南部の奴隷大農場の地主だった。北部の共和党は安価な労働力を求めて奴隷解放ならびに保護貿易を希求し、南部の民主党は奴隷制の堅守と自由貿易を公約としていた。 時は下り現在。共和党の支持層は南部、民主党の支持層は北部へと地理的に鮮明な線引きがなされている。南北戦争勃発前夜から150年で共和党と民主党の票田が見事に入れ替わった訳だ。2017/03/15

法水

5
「トランプがはじめた21世紀の南北戦争」とは実にうまい表現。町山智浩さんの著書である程度、アメリカ大統領選挙のしくみや民主党と共和党の変遷、候補者の顔ぶれなどは分かっていたけど、candidate coffeeなどを通じて一般市民が政治家を育てているというアメリカの民主主義のあり方は読んでいてうらやましい限り。もっとも、今回の大統領選はその民主主義の弊害が出たという気もしなくはないが…。「共感は、私たちが持つ最も強い武器なのだ」という著者の娘さんの言葉に力強さを感じた。 2017/02/17

田中峰和

3
大手メディアの情報を信じない傾向は、先進国共通の特徴かもしれない。いままで政治に無関心だった層が、トランプとサンダースの選挙集会に集まった。彼らの会場はロックコンサートのように支持者を魅了する。彼らに共通するのは、選挙に勝つためそれぞれの党から立候補したこと。体制に反対し変化を約束する候補は虐げられてきた層を魅了する。トランプの支持基盤は低所得労働者階級の白人で、高等教育を受けたエリートに敵意をもち、イスラム教徒や移民、ヒスパニックがアメリカを悪くしていると信じる。排外主義と右傾化の進む我が国も笑えない。2017/03/06

noriyorino

2
アメリカはなぜトランプを選んだのかを考察する入り口としてよい入門書だと思う。この本を足がかりにアメリカ史とトランプ大統領誕生の背景を他の本でも学びたい。2018/01/24

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