３つの鍵の扉―ニコの素粒子をめぐる冒険

フェルナンデス＝ビダル，ソニア【著】〈Ｆｅｒｎ´ａｎｄｅｚ‐Ｖｉｄａｌ，Ｓｏｎｉａ〉/轟 志津香【訳】/本田 亮【絵】/池内 了【監修】

晶文社（2013/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 219p／高さ 21cm
• 商品コード 9784794968333
• NDC分類 K421
• Cコード C0042

出版社内容情報

毎日なんだか、うまくいかない。そんな少年ニコが謎のメッセージにみちびかれ、量子の世界に迷いこむ。そこは頭のくらくらするような、おどろきに満ちた世界だった。宇宙の成り立ちや素粒子の不思議な性質、消えては現れるシュレーディンガーの猫……。少年科学者エルドウェンと美しい妖精キオーナの案内で、少しずつ量子の世界を学びはじめたニコだが、自分には大きな使命が課せられていることを知る――。
　量子論を知るための入門書として、楽しく読めるファンタジー！　イラストも盛りだくさん！

【著者紹介】
1978年バルセロナ生まれ。バルセロナ自治大学で物理学を専攻。欧州原子核（CERN）やロスアラモス国立研究所（LANL）などでのプロジェクト参加を経て、2009年までバルセロナ自治大学にて研究員として勤務。現在は、量子力学入門の講演を精力的に行い、量子の世界の魅力をたくさんの人に伝えている。

内容説明

毎日なんだか、うまくいかない。そんな少年ニコが謎のメッセージにみちびかれ、量子の世界に迷いこむ。そこは頭のくらくらするような、おどろきに満ちた世界だった。宇宙の成り立ちや素粒子の不思議な性質、消えては現れるシュレーディンガーの猫…。少年科学者エルドウェンと美しい妖精キオーナの案内で、少しずつ量子の世界を学びはじめたニコだが、自分には大きな使命が課せられていることを知る―。ニコは無事に使命を果たし人間界に帰ることができるのか？そしてキオーナとの恋のゆくえは？

著者等紹介

フェルナンデス＝ビダル，ソニア［フェルナンデスビダル，ソニア］ ［Ｆｅｒｎ´ａｎｄｅｚ‐Ｖｉｄａｌ，Ｓｏｎｉａ］
１９７８年バルセロナ生まれ。バルセロナ自治大学で物理学を専攻。欧州原子核研究機構（ＣＥＲＮ）やロスアラモス国立研究所（ＬＡＮＬ）などでのプロジェクト参加を経て、２００９年までバルセロナ自治大学にて研究員として勤務。現在は、量子力学入門の講演を精力的に行う

轟志津香［トドロキシズカ］
スペイン語翻訳家。慶應義塾大学卒

本田亮［ホンダリョウ］
イラストレーター。１９９６年に渡英し、ノーザンブリア大学グラフィックデザイン科を卒業

池内了［イケウチサトル］
宇宙物理学者。１９４４年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、総合研究大学院大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ake7🍀 積読本まだまだ消化中]

図書館本。素粒子や量子の世界のことを、子ども向けの物語として分かりやすく描かれている。読み物としてもなかなか面白く読めたが、（自分には）少し複雑に感じてきたところで、返却期間が来てしまったため一旦終了。機会があればまた続きを読んでみたい。

2022/04/23

[寧々子]

宇宙のはじまり、時間と速さとの関係、粒子の種類、量子のもつれとテレポーテーション、シュレーティンガーの猫とスーパーポジションなどが次々と、ニコが量子界で体験する冒険の中で描かれてた。　物語の中でサラリと描かれているので、量子の世界には興味はあるけど基礎知識がない大人にも、読みやすいと思った♪　巻末には用語解説集が載っているので、より一層理解が深まると思います♪　量子の世界を旅して知らず知らずに化学の知識を深めたニコが、旅の終りに会得したものが精神論だったことが興味深いなぁ。

2014/10/11

[まろまろ]

素粒子宇宙論の世界を直感的にイメージできる物語。挿絵付きで楽しくサクサク読めるのだが、この未知の領域をやっとぼんやり想像できた時点で幕を閉じられ私は取り残された。「早く動けば時間はゆっくりと流れる」、「遠距離にある二つの粒子が瞬時に影響しあう」、「テレポーテーション（物体移動）」等、追究したい気持ちは募るばかり。というわけで、更に突き詰めた第二段を渇望！！

2014/02/09

[たっくん?号]

理系大好きとんでもなく面白かった！！こんなに解りやすく書いてくれてありがとう！！もう何度も読んでしまった。宇宙の始まり、相対性理論、量子力学、こんな難解な題材をよくぞここまでシンプルに解りやすくまとめてくれたもんだ！！理系とファンタジーの融合！！難しいことをうだうだと書くのではなく子供たちの柔軟な想像力に任せようという発想がスゴイ！！いい年こいた大人ですが夢中になってしまいました。この本を読んだ子供たちが将来ノーベル賞を受賞するかもしれないなぁ…と本気で考えてしまった。

2014/01/09

[もめん]

量子論を冒険ファンタジーにしたお話。子ども向けで直感的な表現になっているせいか、もう少し理屈っぽくていいかなと思います。が、それだと表面的なものになってしまうのかな。3つの鍵ってなんだったんだろう。

2014/03/29