内容説明
自作オブジェとそれに付けられたストーリーを題材にした初の作品本。表紙には1点1点加工したプレートが付く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
19
シュヴァンクマイエルにも評価されているアーティスト、マンタムの作品に小説とも詩ともつかない物語を付けたもの。小説とも作品集とも言いがたい。作品集であるならば作品をもっとじっくり見たかったし、物語の方は、まあ小説家ではないのだからという雰囲気重視のものになっている。が、この本自体を作品として見るならば非常に満足。函やプレート、紙の質感、そういったところにこだわりが感じられてとても良い。なので小説として購入するつもりの方は気をつけられたし。これは本ではなく一つの芸術なので。2014/02/23
さなぎ虫
3
やっと神保町まで買いにいけました。限定数も少ないので気になっている方はお早めに。内容も大好きですが、表紙のプレートと装丁、パラフィン紙のような質感の本文紙に赤茶けた錆色の印刷がなんともマンタム氏の作品らしくて思わず匂いをかいでしまった。鳥の王は帝都の上空を旋回しています。2013/07/06