出版社内容情報
各界著名人の食にかかわる話からその生い立ちや成長を探り、死ぬまえに食べておきたいものから、その信念を浮き彫りにする対談集。
「喰わずに死ねるか!」ってものには、生存本能に根差したその人の本質が避けがたく曝け出される。“最後の晩餐”を問われたとき、迷うことなくある方位を指し示すものが、自分の中にあるのをはっきり感じ取ることができるのかもしれない。最期の瞬間に豪華な食事を欲するグルメの自分、御飯と味噌汁を欲する日本人の自分――。
●猪瀬直樹氏推薦【食べることは、生きること。ならば人間、死ぬまえに何が食べたいのか――。“最後の晩餐”とは、人生を締め括る瞬間に、自己を再確認する行為なのかもしれない。】
●各界著名人が集う最後の食卓の招待客
島田雅彦〈作家〉
奥本大三郎〈フランス文学者〉
猪瀬直樹〈作家〉
荻野アンナ〈作家〉
南部靖之〈(株)パソナ代表取締役〉
磯村尚徳〈外交評論家〉
小山薫堂〈放送作家・脚本家〉
山本容子〈銅版画家〉
西浦みどり〈国際コンサルタント〉
羽仁 進〈映画監督・評論家〉
逢坂 剛〈作家〉
岸 朝子〈食生活ジャーナリスト〉
田崎真也〈ソムリエ〉
辻 芳樹〈辻調理師専門学校校長〉
千住 明〈作曲家〉
楠田枝里子〈司会者・エッセイスト〉
1 島田雅彦
2 奥本大三郎
3 猪瀬直樹
4 荻野アンナ
5 南部靖之
6 磯村尚徳
7 小山薫堂
8 山本容子
9 西浦みどり
10 羽仁 進
11 逢坂 剛
12 岸 朝子
13 田崎真也
14 辻 芳樹
15 千住 明
16 楠田枝里子
あとがき
【著者紹介】
1947年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。フランスの社会・文化・食文化に詳しい。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任。主な著書は、『食はフランスに在り』(小学館ライブラリー)、『パリの調理場は戦場だった』(朝日新聞社)、『ニッポン食いしんぼ列伝』(小学館)、『ヨーロッパワインの旅』(ちくま文庫)、『フランス 美味の職人たち』(新潮社)、『欧州メディアの興亡』(リベルタ出版)、『図説 フランスワイン紀行』『図説 ヨーロッパ不思議博物館』『書斎の達人』『フランス料理二大巨匠物語――小野正吉と村上信夫』(共に河出書房新社)、『フランスワイン、とっておきの最新事情』(講談社+α文庫)、『フランス料理は進化する』(文春新書)、『吉本隆明「食」を語る』(朝日文庫)、『VANストーリーズ――石津謙介とアイビーの時代』(集英社新書)、『超シャンパン入門』『東京フレンチ興亡史』(共に角川oneテーマ21)、『フレンチの達人たち』(幻冬舎文庫)など多数。
内容説明
“最後の晩餐”とは、人生を締め括る瞬間に、自己を再確認する行為なのかもしれない。各界著名人16人が集う最後の食卓。
目次
食物連鎖の中のエロスとタナトス(島田雅彦)
グルメな虫屋(奥本大三郎)
自分の本能が求めるもの、これが大事(猪瀬直樹)
飲み込めるってことが「生」(荻野アンナ)
コミュニケーションの場としての「食」(南部靖之)
日本文化と交雑するフランス料理(磯村尚徳)
一食入魂の精神(小山薫堂)
職人技とアーティスティックな感性の共存(山本容子)
マナーに始まる食卓外交(西浦みどり)
人間が物を食べるということ(羽仁進)
食通は貪欲な好奇心から(逢坂剛)
「おいしゅうございます」は感謝の心(岸朝子)
一期一会の「食」のサービス(田崎真也)
教えることで学ぶ(辻芳樹)
西洋音楽理論の和食を目指して(千住明)
「チョコレート」は私の万能薬(楠田枝里子)
著者等紹介
宇田川悟[ウダガワサトル]
1947年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。フランスの社会・文化・食文化に詳しい。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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