内容説明
映画が好き、落語が好き、美術が好き、音楽が好き、演芸が好き、もちろん古本も。「均一小僧」「文庫王」の異名をとる著者が、小津映画について、競馬ミステリーについて、三代目桂三木助について、洲之内徹について、吉田拓郎について、そして、子どものころから大好きだった大阪の笑芸人たちについて、縦横無尽につづったバラエティ・ブック。
目次
1 小津安二郎を見る(小津『麦秋』デッサン;トウキョウ天使の詩―『東京物語』論 ほか)
2 文学は駆け足でやってくる(人が人に手渡すもの―「伊豆の踊子」を読む;獅子文六『自由学校』を読む ほか)
3 洲之内徹と吉田拓郎(その絵を私の人生の一瞬と見立てて―肥後静江さんに聞く;洲之内徹という男―小山田チカエさんに聞く ほか)
対談(人生いたるところ古本屋あり―坪内祐三と;「新しい」古本の楽しみ方、買い方―角田光代と ほか)
4 私設おおさかお笑い図書館(チャンバラトリオの巻;笑福亭仁鶴の巻 ほか)
著者等紹介
岡崎武志[オカザキタケシ]
1957年大阪府枚方市生まれ。古本をめぐるエッセイや書評を中心に執筆。「均一小僧」の異名をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。