異邦の記憶―故郷・国家・自由

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794967152
  • NDC分類 904
  • Cコード C0030

内容説明

『「国語」という思想』(サントリー学芸賞)以来11年の思考を集成した、渾身の文学・政治論。境界を生きる人々の声に耳を澄まし、民族差別の「いま」を問いなおす。

目次

序―世界の関節を脱臼させる方法
1 文学者たちの終わりなき彷徨(アジアの植民地から読むアルベール・カミュ;虚無から夢へ―『狂躁曲』をめぐって;ことばの深淵より―李良枝への鎮魂 ほか)
2 人間にとって自由は「重荷」か?(「雑居」への恐怖―近代日本の他者認識;民族差別と教育―ステレオタイプと「間の存在」;戦争という罠―現代日本の精神土壌 ほか)
3 越境という思想を辿りなおす(境界線上の知性―アイザック・ドイッチャー『非ユダヤ的ユダヤ人』;関係項としての「日本」―李孝徳『表象空間の近代』;「非戦」の連鎖―山室信一『日露戦争の世紀』 ほか)

著者等紹介

イヨンスク[イヨンスク]
韓国全羅南道順天市生まれ。延世大学校文科大学卒。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。一橋大学大学院言語社会研究科教授。専攻は社会言語学。前作『「国語」という思想』(一九九六)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kozawa

0
個別には納得できない論も多数あったが、歴史や作家の読み解きにおいて本書の視点は知っておいてはっとさせられるものもしばしあり。2010/08/28

よこづな

0
日本人はPTSDが少ないから人を殺しても悩まない(野田)ってのはどうだろうなあ。それこそ(修正主義者同様に)何でそんなこと言うのかみたいなことになる。2009/07/28

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