食卓の力―「くり返し」を楽しむ暮らし

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794965325
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0077

内容説明

食事をつくる、おいしく食べる、片づけをする…暮らしの基本は、毎日のくり返しのなかにある。だからこそ活きてくる何げない工夫や些細な贅沢。家族で夕食を囲むことができないときの「朝餐」会。「一仕事一片づけ」の心構え。うるめ鰯にスコッチ一杯の密やかな楽しみ…。台所仕事に込められた四季折々の生活の細部を楽しげに軽やかに綴っていく。だしのとり方、塩加減、野菜の切り方といった基本から、元気がでる美味しいごはんの秘伝レシピまでを収めたコラムも充実。「食べる」ことから生活を見直し、一歩先ゆく気持ちのいい暮らしについて考える実用的エッセイ。

目次

1 「基本」と「自己流」(噛み方作法;妖怪ブンカナベ ほか)
2 厨の四季(うるめ(春)
あおやぎ奥さん(春) ほか)
3 ごはんを読む(天ぷらと煎茶;お砂糖さん ほか)
4 台所で自分をとりもどす(鬼・くそ・ボロ;アリスの穴 ほか)

著者等紹介

山本ふみこ[ヤマモトフミコ]
1958年、北海道小樽市生まれ。自由学園卒業。婦人之友社を経て、広範囲に執筆と編集を手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よつ葉

29
2019年の読み始めはこの図書館本から。私にとっては良書でした。繰り返しを楽しむ毎日。同じ献立だっていいじゃない。だって、おいしいんだもん!疲れた時はインスタントでもニコニコの食卓の方がいいよね。自分の心の丈に合った生活で、張り切りすぎず生活していきたい。最近、自分の作るおにぎりが、ようやくおいしくなってきました。2019/01/18

そらねこ

16
山本ふみこさんの本を読むと自然と「すこしきちんと」ごはんを作りたくなる。目を吊り上げて「手をかけてます!」というのでもなく、たまには文句も言いつつ暮らしを慈しんでいる様子が心地よい。子どもの躾は「外でちゃんとご飯が食べられるようにすること」家のご飯は外のご飯に繋がっている。叱らないとか好きなようにさせているというのは家庭の方針だろうけど、まず周りを不快にさせない作法も教えた上でではないかな。我が身も振り返って気をつけよう。【図書館本】2017/04/13

わたし

3
私は子供がいないけど、そもそも結婚もしてないけど、もし子供の親になったらということをよく考える。 あんなことをしてやろう、こんなことは言わないでいよう、一緒に遊ぼう、どうやって叱ろう、そんな空想がすきなのだ。 この本も、そんな風に子育てに奮闘するお母さんになった気持で読んでみた。 このエッセイ本は日記風エッセイや本を題材にしたエッセイなど、章によって書かれ方が変わっていく。 母親としての失敗や、困ったこと、こんなふうになりたいという話などふみこさんらしい書き方でさらっと書かれている。 2015/05/12

meg

2
何度か借りた図書館本。何度よみかえしても飽きない。先回は流したところが、今回は気になりうん、わかるわかる。になるとちょっと成長した気持ちになる。で、まだまだだな、頑張ろうと思う。2013/01/11

夜兎

2
肩の力を抜いて読めたものの、『食事』『食べること』『料理』について考えさせられた。イラストも可愛いし、出てくるレシピも試してみたいものばかり。このくらい自然体に書かれているお料理エッセイが好き。2012/05/09

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