内容説明
何をやってもイケてない日々をやりすごすため、自分の体を痛めつける若者たち。彼らは今、何を探し求めているのか?自傷イヴェントの最前線、アーティストたちの自傷行為、家族や医者との関係をめぐる構図。「自分を愛せない人たち」との対話を続けてきた著者が、“自傷ラー”をとりまく環境と、知られざる生の声に迫った。「救済」なんて言葉は願い下げ。手あかのついた「常識」はクソくらえ。そんな目からウロコの真実が見えてくる、渾身のルポルタージュ。自傷依存症、目に見えない傷を抱えて漫然と暮らす自称「健常者」に贈る、新しい明日への第一歩。
目次
1 自殺志願者の「生」と無責任なメディア―青少年の戦争1996‐2001
2 僕らが「自傷」した理由―何処に行こうとも続くのは負け戦?
3 “脱医療”と出会いのネットワーク―自殺取材メモから
4 自分の体が気持ちよければそれでよし!
5 現実の世界は動いている―あるいは、僕らが旅に出る理由
著者等紹介
今一生[コンイッショウ]
1965年、群馬県高崎市生まれ。早稲田大学第一文学部を3ヶ月で勇退。コピーライターを経て、90年からフリーライターに。95年からオルタナティヴ・カルチャーを題材に数々のイヴェントを主催。97年Create Media名義で編集した『日本一醜い親への手紙』(メディアワークス)がベストセラーに(後に『子どもを愛せない親への手紙』角川文庫)。98年、出版プロダクションCreate Media ltd.設立。99年『完全家出マニュアル』(メディアワークス)を発表し、「プチ家出」という造語が流行
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感想・レビュー
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