おいしい野菜

おいしい野菜

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  • サイズ B6判/ページ数 211,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794962812
  • NDC分類 626
  • Cコード C0077

内容説明

私たちの食卓を彩る野菜には、興味つきない物語が秘められている。黄色くてひょろひょろだったニンジン。苺ぐらいの大きさしかなかったトマト。古代エジプトで崇拝されたタマネギ。完全な人工品種のトウモロコシ。たゆみない選抜と改良によって、それぞれの野菜が現在の姿になるまでの、波瀾万丈の歴史を描きだす。そして、見ばえだけを気にした大量生産のなかで失われつつある栄養をとりもどし、よりおいしい野菜をつくるための工夫を提言する。フランスの行動的植物学者による「野菜学のすすめ」。

目次

第1部 野草から野菜へ(野菜小史;野生植物から栽培植物へ)
第2部 野菜のポートレート(根菜;薬味根菜;茎菜 ほか)
第3部 野菜の未来(命の工作;今日の食べもの、明日の食べもの;集約農業か有機農業か? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

11
図書館本。フランスを中心にヨーロッパで食べられている野菜について解説している本。野菜全体の歴史や進化の道筋、ここの野菜が辿ってきた歴史など。初めて聞くような野菜も多く、見た目や味の想像がつかなくて気になる。食べ物や薬草の効果を昔の人は経験的に知っていた…という話はよく聞くし、実際に科学的にそれが証明されているものもあるけど、何の根拠もない催淫効果とかは、経験的な部分はどんなものだったのかちょっと気になる(笑)2017/02/26

くさてる

9
頭から尻尾まで、とにかく丸ごと野菜の一冊。野草から野菜に発展していった歴史、根菜、薬菜、葉菜といった各種野菜の栄養から食べ方、それぞれの歴史といった細かい紹介、品種改良を踏まえたこれからの野菜の未来まで、丁寧に解説された一冊です。個人的には、どの野菜にもやたらと「精力」「媚薬」の効能ありと記された過去があるのがおかしかった(笑)。栄養学など無かった昔であっても、野菜に何らかの効用があることは体験的に知られていた、ということでしょうか。ひとつひとつの野菜についての解説が細かいので面白いです。2014/09/13

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