内容説明
何時間も続けて手を洗う少年。部屋中に砂糖を撤く女性。家の戸をくぐれない大学生。ゴミで埋まった家に住むOL。部屋を綺麗に保つために公園で眠る弁護士。髪や睫毛を抜かずにはいられない主婦―。日常生活を蝕み、人生を奇妙な儀式や思いこみで支配してしまう強迫性障害。全米では400万を越える人々が苦しんでいる。この謎の病と20年間むきあってきた精神科医が、病を隠し不安に苛まれる患者たちの生の声を聞きとり、具体的な治療法を綴る。騒然たる話題を巻き起こした、感動のメディカル・エッセイ。
目次
1 息子も同じ病に
2 僕をなんとかして!
3 症例と治療
4 日常と病の境で
5 私は強迫症だろうか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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1
本当に目からうろこでした。疑問に思っていた事がスッキリしたというか、新しい視点をもらったというか。この病をかかえている人は、自分の行動を止めないのではなく、止められないのだということ、そして、止めたいと思って一番つらい気持ちでいること。とにかく、この本はもっと多くの人が読むべきです。2014/03/01
ひろ
1
身近にこの障害を抱えている人がいるのが縁で読破しました。患者のエピソードと治療法に触れています。少し前に書かれた本なのですが、薬と行動療法が効果的なのは変わらないようです。2012/10/20
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- 和書
- 風流ここに至れり