明快案内シリーズ
明治の名著〈1〉論壇の誕生と隆盛

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784426108267
  • NDC分類 028
  • Cコード C0095

内容説明

百五十年前、日本は、大いに迷っていた。龍馬も、西郷も、諭吉も、若しくて熱かった。今の日本人は、どうか。迷うこと、大いに結構。その果てに、めざすものが、見えてくる。「明治の機運」が、読書できる好著。

目次

1 世界への序奏
2 進取の気象
3 清心研磨
4 貧しさを討て
5 声を上げよ
6 強く問う
7 心性史事始め
8 夢・生・旅
9 知と学わきたつ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

2
フェミニズムの立場から、岸田俊子「同胞姉妹に告ぐ」(48ページ~)。女性の人権確立の声を敢然とあげた日本近代史上に燦然と輝く最初の女性論、と。1884年だからエポックメイキングだろう。してみると、男女共同参画社会基本法が1999年制定なので、1世紀も同権に費やしたエネルギーの大きさに感服する。それでも、まだ男性から女性への偏見がこびりついており、評者も無意識に蔑視している自分に気づくことがある。三宅雪嶺の「真善美日本人」とは、評者は学部時代、経営戦略論で真善美を学んだのが最初でこれだとは知らなかった。2012/10/26

rbyawa

0
j009、平易な文章ではあるが淡々としすぎていて読みやすいとは言いがたいかな、明治の主要なメディアはどちらかというと新聞や雑誌というよりそこにいる論客でもって、彼らが移動すると潰れたり維持に苦労して奔走したり、論客が新しい雑誌を作っていたりするメディア史を読んだあとだとよく頭に入った。福沢諭吉などはよく知られているが田口卯吉はピンとこず(いやいろいろ語ってる)、幸徳秋水は社会主義を、内村鑑三はキリスト教を語る、小説は努力によって高い表現へと至ることが出来るなどの文章もある。これ読んでたんだよなぁ、明治人。2019/01/30

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