晶文社アフロディーテ双書<br> フロッシー

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晶文社アフロディーテ双書
フロッシー

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794923134
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

大英帝国の首都ロンドン。ピカデリー広場をゆく一人の青年紳士がありました。その名もジャック・アーチャーが、二人連れの美女と偶然に出会うところから物語は始まります。美女の一人は、かつてジャックの妹の家庭教師を務めたエヴァ。もう一人はその年下の友人フロッシー。芳紀十五歳の令嬢です。彼女は夢見る乙女と可愛い小悪魔との両面をあわせもつかのよう。姿態は魅力的、特にぴったりとしたドレスから伺える形良く見事な胸乳のふくらみは素晴らしい。そのうえ、すらりとしたしなやかな体の動きは若き女神さながら。しぐさには機知があふれ、しかも艶めかしい。美しき友人エヴァもまた、フロッシーに負けず劣らず魅力的です。三人で愛し合い、愛されあって過ごす快楽の夜と昼―。花も恥じらう世紀末の美少女フロッシーが活躍する、愉快にして華麗なるエロチック・コメディです。

著者等紹介

スウィンバーン,A.C.[スウィンバーン,A.C.][Swinburne,Algernon Charles]
1837‐1909年。英国の詩人、批評家。オックスフォード大学中退後、劇詩『アタランタ』を発表、一躍時代の脚光を浴び、続く詩集『詩とバラッド』によって絶大な人気を博す。ラファエル前派の一員として活躍。文芸批評にW・ブレイク論、C・ブロンテ論などがある

江藤潔[エトウキヨシ]
1921‐1999年。東京生まれ。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

傘緑

32
「文体華麗にして、きわめてペダンチック…ちりばめられるウィットとユーモアが、読者を惹きつけてやまない。およそ凡百のポルノグラフィには求められない知的遊戯…作者が只者でないのは確実(訳者)」。作者不詳のこのエロチカ、ただこれだけの手練手管(詩的な意味でも)を描けるというと、「(自主検閲)…快楽の唾は塩からく、海の水泡にまさりけり。炎と思えば今はまた、ワインの如くこぼれ出ず!」というエピグラフの官能詩の作者であり、「FとかSで始まって脚韻がLUCKに揃う…」という韻律美の台詞などから、やはりスウィンバーンかな2016/11/14

しろ

10
☆6 九割エロのエロティックコメディ。官能小説といっても差し支えない。とはいえ生々しくもなく、ウィットに富んでいる。主人公のジャックは、美少女フロッシーと美女エヴァと出会い、それから毎日三人で快楽に耽る。二人の女性がとても淫らであけすけで、ジャックは作中で20回以上エレクトしてる。この男、頑張りすぎ(笑)著者は批評家・詩人でシェイクスピア論とかも書いているらしい。まあ、どんな男性にもこういった妄想はあるということなんかな。2012/02/04

unknown

9
時は19世紀末ロンドン。青年紳士ジャックが、旧知の婦人エヴァと十五歳の少女フロッシーと愉快かつ淫らに繰り広げる、あっけらかんとしたエロティック・コメディー。「世紀末の少女」であるフロッシーの、まだ少女らしさの残る無邪気な振る舞いと、性への好奇心に満ちた淫乱ぶりが爽やかに描かれており、洒落た言い回しやユーモラスな場面も多くて最後まで楽しく読める。主人公はフロッシーに対しては「挿入はしない」という誓いを堅く守り、代わりに舌技を駆使してカントに射し込んだりエッチな豆を転がしまくる。英国変態紳士の面目躍如である。2012/05/11

兎乃

7
アフロディーテ双書ってことで「女と人形」と一緒に図書館でお借りしました...。官能小説なのですが、その字面よりもエロティックコメディと言ったほうが内容にあっているかな。オーラルセックスについて執拗に書いていますが、そのシツコサがしつこくて笑えます。女の子たちは いつだって賢く淫らです。2012/08/13

刳森伸一

3
オーラルセックス小説。この一言に尽きると思う。2016/05/25

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