感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
(あらすじより)「人間性」を擬人化したキャラクターである「ぼく」が、ときに傷つきながら、ものごとをつねに思いやりと共感の視点からとらえなおすことで前進する様子が描かれている。との事でしたが、私はスーッと心に入ってきませんでした。くどい感じがして・・・すみません。2021/03/05
ネギっ子gen
37
「人間性」を擬人化したキャラの「ぼく」が、傷つきながらも、事態を思いやりと共感の視点から捉え直すことで、前向きに生きる姿が描かれる。最終頁。希望で胸がいっぱいになった「ぼく」は、「ぼくは にんげん」と、翼を背負って大空へ飛翔――。巻末に、簡単な瞑想エクササイズのガイド。「あとがき」で、<人生という名の旅は、つらいこと、くるしいことでいっぱいです。でも人生は、可能性にみちあふれた旅でもあるのです! わたしは、「人として生きる」とはどういうことかを、みなさんといっしょに考えたくて、この物語をかきました>と。⇒2021/06/12
たまきら
31
作家さんのきもち、すごくよくわかる。自分もすごくそう思う。でも、この語り口でこどもたちは共感できるかなあ…と複雑な気持ちでした。どちらかといえば大人世代の方が楽しめると思います。とてもきれいで、やさしい一冊です。2021/04/02
ヒラP@ehon.gohon
27
人間ってなんだろう 生きることってなんだろう 成長期の少年たち少女たちが落ち込みそうな、漠然とした不安感、疑問を解きほぐしてくれるような本です。 大人にとっては、自分を見つめなおし、リフレッシュさせてくれるような本です。 世界で一人だけの自分の命の大切さ、生きていく上で何が何が必要か、どうしたら良いのか、単純な説教や説法に終わりそうなところを、じっくりと考えさせてくれるのが、ピーター・レイノルズの絵本です。 ピーター・レイノルズを好きになり、自分を好きになれる1冊です。2022/08/14
anne@灯れ松明の火
25
「まちがいなんてないよ」を読み、レイノルズの「てん」「っぽい」を再読したくなり、借りに行った。未読だったので、一緒に借りてきた。前の2作の後に読んだら、何だか違う。ああ、文は別の人なんだと納得した。人間だから、間違える。でも、思いやりを持って、人とつながることが大切。作者の強い思いがこもっていて、あとがきまで、びっしり書かれていた。ちょっと重かった。2021/03/24