「地方創生」時代の中小都市の挑戦―産業集積の先駆モデル・岩手県北上市の現場から

個数:

「地方創生」時代の中小都市の挑戦―産業集積の先駆モデル・岩手県北上市の現場から

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2019年08月20日 11時56分現在)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■ご注文当日 (午前0時~午前10時30分までのご注文)
     または
    ■ご注文翌日 (午前10時31分~午後11時59分までのご注文)

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)をご利用いただけます。
    【カートに入れる】を選択後に全国店舗の中からお受け取り店をご指定下さい。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794810632
  • NDC分類 602.122
  • Cコード C3060

内容説明

「北上モデル」を支える工業立市への熱い思い―地方圏の中小都市の中ではほとんど唯一、人口を維持し、活発な産業活動で注目される岩手県北上市。人びとの懸命な思いで出来た産業集積都市の成果と課題に、真の内発的「地方創生」への道筋を学ぶ。訪問企業約70。行政関係者・企業人必携の産業集積研究。

目次

第1章 北上市の産業集積―工業団地の形成と果敢な企業誘致/「北上モデル」
第2章 北上市の工業団地の現状と可能性
第3章 半導体、金型、電子部品の集積を形成
第4章 北上の自社製品、受託組立のメーカー
第5章 北上工業集積を基礎づける基盤技術
第6章 トヨタ自動車東日本の進出と自動車関連企業
第7章 多様な事業部門の展開
第8章 北上の「農」と「中山間地域」
第9章 北上の事業支援機関、人づくり、ネットワーク
終章 北上地域産業集積の未来

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県小矢部市生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、明星大学経済学部教授一橋大学名誉教授博士(経済学)。岩手県北上市産業振興アドバイザー。岩手県宮古市産業創造アドバイザー。岩手県東日本大震災津波からの復興に係わる専門委員。受賞:1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

地方圏の人口減少、高齢化が急角度で進んでいる。特に地方の中小都市では若者人口の流出が著しい。そのような中で、必死の工業化を推進してきたのが岩手県北上市である。地方圏の中小都市の中ではほとんど唯一、人口を維持し、産業活動も活発なことで注目されている。
 この地域は、藩政時代は南部藩と伊達藩の境界に位置し、産業発展の契機をつかむことができなかった。1954年の町村合併によって市としてスタートするが、数年は財政再建団体として苦難が続いた。だがその間も人びとは懸命に「工業立市」に向けた努力を重ねた。巨大工業団地の開発、語り草になるほどの果敢な企業誘致を重ね、ついに北東北一の産業集積を形成することに成功。現在、工業団地は10カ所、約690ヘクタールにも及び、進出企業は270社以上を数える。優れた地元中小企業も育ち、工業集積の厚みも増している。
 ただし、近年、同市を取り巻く状況も大きく変わってきた。看板の半導体産業は世界的な再編の中で構造転換を迫られている。次の時代を期待され、集積が始まった自動車産業は、取り組みが思うようには進んでいない。他方で、交通条件の改善もあって北上の拠点性が注目され、物流関係企業の集積が進んでいる。また、発展する市街地と、人口減少・高齢化の進む郊外の中山間地域との市内格差という問題も生じている。
 他に類を見ない発展を遂げてきた北上市の次の課題は、工業集積の内面の高度化を果たし、内発的な展開力をつけることである。さらに、北東北の工業ネットワークの形成、地元の人びとの暮らしを豊かにしていくための地域産業社会の形成も必須であろう。その意味で、北上は「地域創生」時代の先駆モデルでもあり、私たちはその成果だけでなく課題からも学ぶことができるだろう。(せき・みつひろ)

関 満博[セキミツヒロ]
1948年生まれ。明星大学経済学部教授、一橋大学名誉教授。博士(経済学)。代表作『東日本大震災と地域産業復興 ???』(シリーズ完結)のほか、『地域産業の「現場」を行く 1?9集』、『6次産業化と中山間地域』など編著書多数。