東アジアの国際分業と「華越経済圏」―広東省とベトナムの生産ネットワーク

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東アジアの国際分業と「華越経済圏」―広東省とベトナムの生産ネットワーク

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794809575
  • NDC分類 509.22
  • Cコード C0060

内容説明

中国南部とベトナム北部を結ぶ新たな生産ネットワーク、「華越経済圏」。その明快な分析をつうじて、東アジアの国際分業の今後を展望する意欲作。

目次

第1章 東アジアの国際分業構造―先行研究と研究の枠組み
第2章 東アジア各国の工業化段階―カエル跳びパターンの盛衰
第3章 産業高度化に向かう広東省―加工貿易の構造転換
第4章 ベトナムの工業化―東アジアの国際分業への参加
第5章 広東省とベトナムの日本企業―事例研究
第6章 広東省とベトナムの国際分業―東アジアの新しい生産ネットワーク
第7章 「華越経済圏」の形成にむけて―国境を越えた分業促進の課題と展望

著者等紹介

池部亮[イケベリョウ]
1969年東京生まれ。福井県立大学地域経済研究所准教授。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。専門はアジア経済論で、特にベトナムを中心とした東南アジアと中国の企業動向に詳しい。1994~1996年、ハノイ総合大学(現ベトナム国家大学)留学。1998~2002年、日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所勤務。2006~2012年、ジェトロ広州事務所副所長。2012年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

グローバル化する世界経済のなかで、とりわけ東アジア諸国・地域は通信機器、事務機器、コンピュータなどIT関連製品の生産地域となっている。なかでも「世界の工場」と呼ばれる中国はこうしたIT関連製品の一大集積地を形成し、特に広東省は中国の電気機械輸出の47・6%、一般機械輸出の28・1%を占める「世界の工場」中国のまさに中心地域となっている。
 しかし、2000年代中頃から広東省では人件費が上昇し、これまでのような労働集約的生産による輸出拡大は限界に近づきつつある。産業構造の転換や高度化で低付加価値産業を他国へ分散する二次展開がみられはじめた。
 広東省からの二次展開先として最も近い外国がベトナムであり、携帯電話、印刷機械といった最終製品の組立工程の生産立地がベトナムに展開されるようになった。そして、IT製品の「世界の工場」の中心地域である広東省とベトナムの間で国際分業が活発化しはじめたのである。本書はこうした広東省を再編の起点とするような東アジアの国際分業構造の変化を、ベトナムと広東省の分業構造から読み解こうとするものである。
 また、本書タイトルにある「華越【かえつ】経済圏」という用語は、華南の「華」とベトナム(越南)の「越」を組み合わせた筆者の造語である。広東省珠江デルタを中心とする華南経済圏とベトナム(越南)間の生産ネットワークの深化により、これら地域が一体化した経済圏となることを展望したものである。本書は国際分業における「事実上の経済統合」地域として、この華越経済圏が新たに誕生したことを提示するものである。
 本書は、20年来の筆者のアジアでの経験を集大成したいという思いで書かれている。「華越経済圏」の展望を学術的な視座から論考する専門書的な体裁をとりつつも、平易な表現による一般書的な読みやすさも考慮している。本書の内容が東アジアで活躍する日本企業関係者に、新しい工程分業地域としての「華越経済圏」の形成を提示でき、今後の事業戦略に資することができれば幸いである。(いけべ・りょう)

【著者紹介】
1969年生まれ。福井県立大学地域経済研究所准教授。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。専門はアジア経済論。1992~2012年、日本貿易振興機構に在職、ハノイと広東省広州に各6年間駐在。共著『メコン地域 国境経済をみる』(アジア経済研究所)など。