読書を支えるスウェーデンの公共図書館―文化・情報へのアクセスを保障する空間

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読書を支えるスウェーデンの公共図書館―文化・情報へのアクセスを保障する空間

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794809124
  • NDC分類 016.238
  • Cコード C0000

出版社内容情報

人は誰しも本を読む権利があり、それを保証する場所が公共図書館―100年にわたる歴史の中で弛みなく鍛えられてきた図書館文化の真髄。
世界中の人びとに、本を通じて生きる喜びを与えてきた児童文学者リンドグレーンを生んだ国スウェーデン。本書はこの国の公共図書館の話である。作家が生み出した本が読者に届くまでの経路にはさまざまある。書店での出合いもあるだろうし、図書館で借りて読むこともあろう。情報化の進んだ最近では、インターネット経由で本を読むこともあるかもしれない。そんななか、スウェーデンにおいて本と読者を結ぶもっとも太くて確実なパイプといえば、やはり公共図書館である。スウェーデンでは、読者と本を結び付けるために行われるさまざまな文化活動のなかに、図書館がしっかりと位置づけられている。たとえば、スウェーデンの公共図書館では、作家を招いて講演会やワークショップを開催することがよくある。これは大きな町だけのことではない。作家たちは、人口数千人の町の図書館にも気軽に出かけていって話をして、読者と直接語り合っているのだ。個人の置かれている社会的・経済的状況にかかわらず、「人は誰しも本を読む権利があり、それを保証する場所が公共図書館である」という考え方が、100年にわたるスウェーデンの公共図書館の歴史のなかで揺らいだことはただの一度もない。そして現在、スウェーデンでは、図書館は地域社会においてなくてはならない施設であると同時に、誰にとっても親しみのもてる場所となった。本書を通じて、スウェーデンの公共図書館の実際の姿をお見せしながら、図書館が本を住民に届けるうえで、そして国全体の読書振興のためにいかに重要な役割を果たしているのかを考えていきたいと思う。また同時に、スウェーデンの人びとの普段着の生活と、読書をめぐるさまざまなエピソードを披露していくことにしよう。スウェーデンの公共図書館に置かれている心地よい椅子に腰かけたつもりになって、この国の図書館と本をめぐる話をゆっくり楽しんでいただければと願う。(著者 吉田 右子)

内容説明

作家、出版社、書店、学校、地域がタッグを組んで読書振興。思わず本を読みたくなる環境が、この国にはあった。カラー口絵4P、写真多数。

目次

序章 なぜ、スウェーデンは図書館を大事にするのか
第1章 スウェーデンの公共図書館サービスの基盤―制度・歴史・法律
第2章 スウェーデンの公共図書館の実際―サービス・プログラム・施設
第3章 スウェーデンの小さな図書館の物語
第4章 スウェーデンの公共図書館における児童サービスと児童図書
第5章 スウェーデンの公共図書館における多様な利用者へのサービス
第6章 スウェーデンの読書事情と出版事情
終章 文化の格差を図書館が埋める

著者等紹介

小林ソーデルマン淳子[コバヤシソーデルマンジュンコ]
1957年、神奈川県生まれ。1981年、国際基督教大学教養学部教育学科卒業。1987年、ボロース図書館学校(ボロース大学、スウェーデン)卒業。ノールバリ図書館、ファーゲシュタ図書館、フィンスカテバリ図書館の児童・学校司書、エチオピアでの図書館コンサルタント、フィンスカテバリ・コミューンの図書館長を経て2005年からストックホルム市国際図書館勤務。現在、国際図書館貸借センター部業務発展責任者

吉田右子[ヨシダユウコ]
1963年、東京都生まれ。1992年、図書館情報大学大学院修士課程修了。1997年、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。図書館情報大学助手を経て現在、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授(公共図書館論)。2008年8月から2009年3月までデンマーク王立情報学アカデミー客員研究員

和気尚美[ワケナオミ]
1983年、埼玉県生まれ。2007‐2009年、青年海外協力隊(職種:環境教育)としてシリアアラブ共和国にて活動。2011年、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期課程修了。博士前期課程在籍中、6か月間デンマーク王立情報学アカデミーへ留学。2012年現在、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程在籍、デンマーク政府奨学生としてデンマーク王立情報学アカデミーへ留学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

22
巻頭カラーページは、 行ってみたい図書館と一目瞭然。 社会改良運動→生涯学習へ(10頁~)。 図書館の本質はメディアを介して 人と情報を結合すること(14頁)。 寺子屋ならぬ、 読書小屋(lässtuga)は民衆が読書する場(37頁)。 19C後半の話。 第二の居間としての図書館(88頁~)。 キャッチフレーズとしては面白い。 障がい者に配慮した図書館サーヴィスは スウェーデンに学ぶのがよいと思う。 2014/05/08

マエダ

18
スウェーデン社会では一人ひとりが「自分のことばを所有する」ことを重視している。個人のアイデンティティに関わる言葉と、社会で生きて行くための言葉である。図書館は、個人にとって大切な財産である。言葉を保持し、育み発展させていく場所である。スウェーデンが経済危機のとき児童文学者が「図書館を維持していくのにお金がかかるということはわかりますが、図書館を廃止したら将来もっとお金がかかることになりますよ」と言ったらしいが、素晴らしいと思う。2015/11/02

イボンヌ

10
図書館の在りかたが、日本とは随分と違うようです。 夏期休暇が5週間と労働規約で決められている、スウェーデンを見倣いたい。 子供の夏休みは10週間!2017/03/06

真朝

6
興味深く読みました。 私の勤めている図書館とは良い意味で違います。勿論、同じ所もありました。でも、なんかもっとこう、スウェーデンの図書館は生活に深く根付いているし、もっと積極的に本や読書に接して欲しいという表れが出ている気がします。 何より羨ましかったのは、作家さんが図書館に来てくれる事。それも、ノーベル賞をとった作家さんとかもです。なんて贅沢なんだろうと思います。私は、まだまだだなので、しっかり仕事をしたいなとおもいました。2017/04/10

kasa

5
吉田右子氏による『デンマークのにぎやかな公共図書館』に続く北欧の公共図書館に関する著作。財政難による閉鎖など、良い面ばかりが強調された本ではなく実状もしっかり紹介されている。サービス面では生涯学習、マイノリティ向けサービス、障碍者サービスが重視されていると共に、児童サービスが充実している印象。表紙や口絵に紹介されているストックホルム市立図書館の円柱状の壁にずらりと本が並ぶ様はため息が出るし、何気なく置いてある机や椅子といった家具がとにかくお洒落。居心地のよい空間なんだろうなあ、というのが窺える。2012/10/16

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