世紀の売却―第二のロシア革命の内幕

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世紀の売却―第二のロシア革命の内幕

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  • サイズ A5判/ページ数 559p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794806598
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ソ連崩壊後のロシアの資本主義の舞台裏を丹念な取材で活写する「経済スリラー」
政治や経済に関する本を読んでいて次々にページを繰りたくなるような気持ちに駆られることは滅多にあることではないが、『世紀の売却』はまさにそうした体験をさせてくれる。ソ連崩壊後のロシア現代史の真相に迫る本書がそれほど魅力的な読み物となっているのは、何よりもまず、著者クライスティア・フリーランドが臨場感あふれる筆致で事実を具体的に語っているからである。フリーランドは単に文才があるだけではない。ジャーナリストとしての取材能力にも非凡なものがある。本書は、これまで知られていなかった興味深いエピソードを満載し、読者を飽きさせない。それは、彼女が新興資本家(オリガルヒ)を始めとするロシアの有力者や市井の人々に粘り強くインタビューと密着取材を繰り返し、彼らの胸襟を開かせることに成功したからである。本書はまた、大勢の人物が登場するにもかかわらずとても読みやすい。それは、著者が主要な登場人物を、①若手改革派、②オリガルヒ、③「戦争党」、④官僚(アパラチキ)に分類し、この四者とその相互関係に焦点を当てて話を進めているからだ。登場人物が整理されたおかげで論旨が明快になり、ロシア事情に不慣れな読者にも読みやすい仕立てになった。原書の紹介文は、このように読みごたえのある本書を「経済スリラー」と称しているが、その言葉に偽りはない。専門家のみならず一般読者にも是非ご一読いただきたい好著である。
著者紹介 Chrystia FREELAND 1968年、カナダ・アルバータ州生まれ。ハーバード大学卒。オックスフォード大学で修士号(スラブ研究)を取得。1995~98年、〈フィナンシャル・タイムズ〉紙のモスクワ特派員。現在、同紙編集次長としてロシア報道に携わっている。          

内容説明

ソ連崩壊後のロシアの舞台裏に迫る最高の「経済スリラー」。

目次

マルクスの語った資本主義に偽りはなかった
バスチーユ牢獄の襲撃
鉄の将軍チュバイス、ロシアを私有化する
戦利品を手に入れるのはだれか
ザル経済
寡頭資本家―アウトサイダー、官僚、名門一族
放浪者と劇場興行主
ファウスト的契約
ダヴォス協定とクレムリンを目指す闘い
戦利品の分配
早すぎた祝杯―新生ロシアの逸話
盗人に仁義なし―銀行家抗争
内部崩壊
その後のオリガルヒ、資本主義、クレムリン

著者等紹介

フリーランド,クライスティア[フリーランド,クライスティア][Freeland,Chrystia]
1968年、カナダ・アルバータ州生まれ。米国ハーバード大学卒業。英国オックスフォード大学で修士号(スラブ研究)を取得。1995年から98年まで『フィナンシャル・タイムズ』紙モスクワ支局長。現在は、同紙本社で編集次長としてロシア報道に携わっている。ロシア語、ウクライナ語、イタリア語、フランス語に堪能。既婚。一女あり

角田安正[ツノダヤスマサ]
1958年生まれ。東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程修了。防衛大学校教授

松代助[マツダイスケ]
1971年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。翻訳家

吉弘健二[ヨシヒロケンジ]
1972年生まれ。防衛大学校39期卒業。筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了。防衛庁航空自衛隊1等空尉
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

1
経済スリラーと歌われている通り、硬いところはなく、本当に小説のように読み進めることができる。だからといって軽くも感じないのは、著者の圧倒的な取材力と表現力によるのかもしれない。ロシアを経済的に牛耳っているオリガルヒ(寡頭資本家)は、どのようにゼロから巨万の富に至り、その後にどう発展したのか。プーチンの登場とホドルコフスキーの逮捕によって、そのロシアはまたも変転する。そこで皇帝の時代より残ったものはなにか? 本書はそこに意外にも「官僚」と答えを出している。本書を読めばその意味深さが恐ろしいほどに理解できる。2012/05/01

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