出版社内容情報
【アジアで見つけた夢の足跡】韓国・インドネシア・カンボジア・タイ・ラオス―開き直って巡り巡ったその地にはアジアの真実の姿が待ち受けていた!アジア世界遺産旅游記!!
ユネスコ総会で世界遺産条約が採択されたのは1972年のことである。ところが、わが国において世界遺産が注目されるようになったのは、ほんのここ数年のことである。日本がこの条約を批准したのが1992年、実に世界で125番目の加盟国であった。著者は日本で世界遺産になかなか注目が集まらなかったのは上記ような理由の他に現代の日本人がきわめて歴史に関心の薄い人種であることも一因ではないかと考える。そのような日本人である著者が情報誌の取材という名目のもとにイヤイヤ訪ねた世界遺産であったのだが、干からびて物言わぬはずの「文明の化石」は思いのほか多弁であった。(口絵4頁あり)
内容説明
韓国・インドネシア・カンボジア・タイ・ラオス開き直って巡り巡ったその地には真実の姿が待ち受けていた!アジア世界遺産旅游記。
目次
第1章 「似て非なる国」再見の旅―韓国(韓国への思い;いざ、韓国へ ほか)
第2章 宗教のかたちと民族のかたち―インドネシア(シンガポールの昭南旅館;脱亜入欧のショップハウス ほか)
第3章 文明の系譜は今どこへ―カンボジア(プノンペンの記憶;シェムリアップの村人 ほか)
第4章 微笑みの国の舞台裏―タイ(発熱アジアが迎えた試練;魔都バンコクのイメージ ほか)
第5章 変わらない、という豊かさ―ラオス(アジアでいちばん静かな首都;ビエンチャンから郊外へ ほか)
著者等紹介
大西剛[オオニシツヨシ]
1959年大阪生まれ。京都大学卒業後、会社勤務を経てフリーランスのコピーライターに。趣味は旅行。学生時代は決して海外に行かないと心に誓うが、29歳で初めて海を越えニュージーランドに4カ月滞在、36歳でアジアに目覚める。以後アジア18カ国・地域をめぐり、世界遺産約20カ所を訪ねる。日本グラフィックデザイナー協会会員
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