人間とごみ―ごみをめぐる歴史と文化、ヨーロッパの経験に学ぶ

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人間とごみ―ごみをめぐる歴史と文化、ヨーロッパの経験に学ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794804563
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【ごみをめぐる歴史と文化,ヨーロッパの経験に学ぶ】人類はごみといかに関わり,共存・共生の道を開いてきたか。ごみをめぐる今日的課題を歴史と文化の視点から逆照射。
ごみをいかに処理するか――これは人類誕生以来、これまで一度も有効な解決策に出会っていない、いわば永遠の難題である。しかも、この難題を生みだす端緒が、わたしたちの生活そのものから発生していることを知りながらも、これを避けることができないという極めて厄介な性質をもっている。人類が定住生活をはじめた太古の昔から、ごみをどう処分し、いかにして快適な空間を確保するかという問題に人びとは頭を悩ませ続けた。たしかに、かつては自分たちの生活空間からごみを遠ざけることでなんとかその場をしのぐことができた。地球規模での「環境破壊」が問題になるほど深刻な事態を招いてはいなかった。しかし、爆発的な人口増に直面し、経済発展という旗印のもと功利性と利便性を追いつづけ、工業の世界化にどっぷりと漬かった人類は廃棄物に翻弄されている。処分が容易ではない容器類の氾濫、ダイオキシン等化学物質による環境汚染、環境ホルモンの脅威など、人類とごみの戦いは日に日に深刻の度を深めている。そうしたごみと人間との有り様を中世からひもとき、現代人が抱えているごみをめぐる諸問題を「ごみは資源である」とする観点から人と共存・共生する対象としてとらえ直し、人間とごみとの未来を見つめなおそうとするのが本書である。人の生活にごみはかならずついてまわる。そのごみと敵対し、自分の生活空間の外側へ追いやることは簡単だが、そうした「ごみ=害悪」とする姿勢がここまで深刻なごみ問題を発生させたのではないか。ごみ減らしを意識化していく一方で、ごみをいかにして生活のなかで再活性化していくのか。燃やし、捨て、埋めるという「負の思考」ではなく、たとえば、エネルギー資源としての再利用や芸術の素材として、ときには、子供たちの遊戯の道具を作る材料として、ごみをプラスの視点でとらえ直してみる。著者カトリーヌ・ド・シルギーは、ごみと共生する未来の人類の有り様を、ごみと人間との過去の歴史をさかのぼることで逆照射していく。日本語版には、巻末に「地球人のためのゴミ百科」を付した。ごみを複眼で見つめるための歴史的、文化的な背景をまとめたつもりである。21世紀、ごみを再活性化し、それを生かす人類しか生き残ることはできない。

内容説明

人間はごみといかに生きてきたのか。過去を知ることで、私たちは今をとらえ、やがて訪れる未来を切り拓くことができる。ごみをめぐる幸運と不運のドラマ。巻末に邦訳オリジナル「ごみ・環境ミニ百科」を収録。

目次

第1章 ごみに対する都市の戦い
第2章 ごみ捨て場だらけの風景
第3章 くず屋の時代
第4章 ごみによる土壌の肥沃化
第5章 ごみエネルギー
第6章 すべて分別を!
第7章 多様なリサイクル運動
第8章 生きのびるごみ
第9章 ごみ―歓喜、芸術、祭り

感想・レビュー

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うえ

1
「パストゥールによる細菌の発見によって,衛生学の歴史は決定的な段階へと入っていった…住民の都市の美化に対する意識が根本的に変わるとともに,衛生学の分野に国家が大きく介入することとなった」「それまで悪臭は,ヨーロッパやアメリカの医師の間では伝染病の原因として非難の的となっていたが,その考えは否定された」「ごみは病気感染の要因となる害虫やネズミの急激な繁殖を助長するとして非難の的となったのである。こうしてごみは西欧の都市から追放され,街はいささかの落ち着きを取りもどすことになる」2014/08/16

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