出版社内容情報
【スペイン無敵艦隊の悲劇】フェリペ2世が派遣した大艦隊の“敗北”の全貌を,公平な態度と「新発見の資料」,歴史・社会的な背景をふまえ,ヒューマン・スケールで描き出す。
目次
第1部 個人的ドラマ
第2部 イングランド遠征
第3部 海峡の戦い
第4部 決定的局面
第5部 エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
可兒
2
情報戦の大切さを思い知った。圧勝という認識がまかり通っているし、自分もそう思っていたアルマダ海戦で、ここまでイギリス海軍が一杯一杯だったとは・・・小ネタ集としても楽しい本。気がめいることもあるが2011/01/09
rbyawa
2
a146、そもそも「無敵艦隊」はこれが初陣に等しかったとか、これがスペイン側にとって決定的な敗北では全くなかったものの、あとから考えると没落へのターニング・ポイントになったとか、そういうことを語る本では特になく。やれフェリペ2世の致命的な人事だの、エリザベス1世の餓死寸前にいたるほどのケチっぷりだのを存分に語り、その隙間にて大砲のサイズ比較、火薬の量、ビール飲めないとか、そんな話がほとんどです。うん、戦記というより裏方記のような気がしますが、個人的には面白かったです。女王様も金ないんだから仕方ないよね。2011/01/09
アレ
0
詳細かつ実証的でよい戦記。合戦の描写は資料不足もあっていまいち2014/01/23
夢仙人
0
なんとなくイギリスの圧勝と認識していたが、この本を読んでみるとドレイクの力量もあるものの、数々の幸運があったことがわかる。多少専門的過ぎ、冗長な部分がある。2010/06/14
にゃんにゃんこ
0
面白しろさ60点2020/11/30