内容説明
犬公方綱吉は生母桂昌院を、秀吉の妻の北政所と同じ従一位に昇叙させることを計画。宮延に納金する二万両の調達を柳澤吉保に命じ、柳澤は吉良上野介に甘言で―吉良は浅野内匠頭に持ちかけて拒否され、そこから刃傷事件へと事態は進展する。眞相発覚を恐れた幕閣は内匠頭を即日切腹させ、柳澤は赤穂浪士による吉良上野介の斬殺を密かに影で画策する。豪商紀伊国屋文左衛門の士魂。近松門左衛門の義憤―封印された忠臣蔵の真相。
著者等紹介
安土弁[アズチベン]
1941年高知市に生まれる。多摩美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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