内容説明
現イギリス王室の開祖、ノルマンディー公にして、ノルマン朝イングランド初代王、通称ウィリアム征服王の生涯を客観的歴史観によって描いた名著の翻訳。
目次
ウィリアム征服王の生涯
ウィリアム征服王 歴史年表
著者等紹介
ベロック,ヒレア[ベロック,ヒレア][Belloc,Hilaire]
1870年フランスのサンクルー、ラ・セルで生まれた。父親の死後、一家はイギリスに移り住んだ。フランスで軍役に就き、その後オックスフォードのベリオール・カレッジに戻った彼は、1895年、最優秀の成績で歴史学科を卒業した。1896年、カリフォルニア、ナパ出身のエロディー・ホーガンと結婚し、二人の息子と二人の娘に恵まれた。1953年に没した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めい
1
キリスト教ありきで国が治められることが、よくわかった。海賊がキリスト教を受け入れ成り上がったり、キリスト教も征服した地域の習わしを巧みに取り入れ変化する。ウィリアムのイギリス統治を通して、ヨーロッパをイギリスを別な角度から楽しむことができ、良かったと思いました。2014/07/28
xin
1
「身長が低く肩幅の広い北フランスの男、年齢はやがて四十路に入ろうかというところ。腕が長くがっしりとした体格。手の力が強いことで知られていた男。きれいに髭を剃り上げている角張ばった顎。精力的で体型は肥満。そんな男がある秋の夕方五時ころ、サセックスの丘の上でイングランドの運命を決し、世界のおおよその行く末をも決したのである。」p72013/02/04