内容説明
驚異の急成長の謎は?ドイツ・イギリスから何を学んだか?有益な人材とはなにか?有害な人材とはなにか?昭和の悲劇の背景は「哲学的思考力」「創造的思考力」の欠落の結果。さて、これから―明治大正昭和の深部にメス、未来の進路を探る。
目次
日本とヨーロッパ諸国との出会い
帝国主義時代への突入
雄藩連合構想と中央集権国家構想との闘争
中央集権国家体制の利点と欠陥
中央政府機構の確立
政府首脳の米欧視察
西欧が視察団に与えた影響
明治日本が最大の影響を受けたドイツ
ビスマルクとの会見とその影響
大久保利通の新国家樹立構想
征韓論と盟友西郷への決別
内治派による富国政策
陸軍のドイツ式軍制への転換
情報を大切にした明治陸軍
田村怡与造と石原莞爾の相違
昭和陸軍の誤謬
ドイツ政体、軍制模倣の成果と欠陥
著者等紹介
相沢邦衛[アイザワクニモリ]
昭和16年12月東京都文京区に生まれる。昭和19年5月山梨県塩山市に移住。昭和39年3月国学院大学文学部史学科卒業。昭和39年4月甲府市役所入所。甲府市立図書館長等を経る。平成14年3月甲府市役所を定年退職。現在、同人誌「文学と歴史」「甲斐が嶺」同人。「山梨文芸協会」山人会等会員。日露戦争陰の主役「田村怡与造伝」平成16年度第18回中村星湖文学賞受賞
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