内容説明
ロシアの文豪ドストエフスキーの長編小説を、コンパクトにまとめた読みやすいロシア語とその日本語訳で展開。充実した作品解説、各ページの下欄に重要語句・表現のワードリスト付き。
著者等紹介
ドストエフスキー,フョードル[ドストエフスキー,フョードル] [Достоевский,Фёдор Михайлович]
1821‐1881。19世紀のロシアを代表する作家。医師の次男として生まれ、15歳までモスクワで暮らす。1846年、『貧しき人々』でデビューした当時は「ゴーゴリの再来」と呼ばれた。1849年、社会主義者として逮捕され、シベリアの牢獄へ送られる(『死の家の記録』に詳しい)。以後、俗に五大長編と呼ばれる小説群を書き上げた
ストノーギナ,ユーリア[ストノーギナ,ユーリア] [Стоногина,Юлия]
モクスワ大学ジャーナリズム学部卒業。ロシアの大手ラジオ会社に勤務し、自身の番組でパーソナリティーを務める。その後、ロシア企業と日本企業を結ぶコミュニケーション・広報活動を行う。2010年、来日後は、日露関係のスペシャリストとして活躍
及川功[オイカワコウ]
モスクワ国立言語大学外国人学部英露語学科卒業。在学中よりテレビ局通訳、産業翻訳を中心に活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ががが
2
『罪と罰』を簡略化して対訳付きで載せた本書はある程度のロシア語の語彙力があればすんなり読めるのではないかと思う。自分のロシア語を勉強するきっかけが、まさにこの『罪と罰』だったので、非常に感慨深いものがあった。原書に挑むには少し背伸びが必要かと思っていた矢先にこんな本を見つけて自分に誂えたものではないかとさえ感じた。惜しむらくは、学習用の本なのにアクセントがついてなかったり、語の注が少なすぎたりなど、細かい配慮は今ひとつといったところかな。しかし何よりもまずは、この本を出版してくれたことに感謝したい。2015/01/08
Prince Myshkin
1
音声CDは重宝してます。罪と罰は好きだったので、 飽きることなく楽しく勉強できました。このロシア語で読むシリーズは今の所、罪と罰しかないのでもっと増やして欲しいです。2015/10/03