「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内―田中眞澄・映画コラム傑作選

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「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内―田中眞澄・映画コラム傑作選

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  • サイズ 46判/ページ数 404p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794228154
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

古い日本映画を見る前に読む本。
小津安二郎研究の世界的権威が教える日本映画の見方・楽しみ方。

厖大な小津の日記や発言集・資料を生涯かかってまとめた在野の研究家、故・田中眞澄氏は小津映画だけに詳しいわけではない!
氏の「小津以外の日本映画」も含めて、昭和の日本映画全般の楽しみ方をつづった評論・コラムを集めたエッセイ集。編者は『小津安二郎』(新潮社)で2023年度の大佛次郎賞をとった、生前の著者をよく知る平山周吉氏。女優・男優案内から、監督論・名作紹介まで、豊富な知識・深い日本映画研究から語られる日本映画ガイドは、他では味わえないディープな面白さに満ちている。
氏の小津安二郎研究は岩波書店やみすず書房、フィルムアート社などでほぼすべてがすでに刊行されているが、小津安二郎を研究する過程で知った他の日本映画についての広範な知識はまだ十分に披瀝・刊行されていない(雑文などとして埋もれている)。本書は「小津以外の日本映画評論」としては氏の初めての本である。この「在野の怪人」の全貌はまだはっきりしない。資料の中に埋もれて死んだ彼を最期まで知る編者が彼の知識を惜しんで編集した本。

【目次より】
カラー口絵 小津安二郎の銀座八丁御贔屓125店舗地図(田中眞澄、矢吹申彦)
解説 謎の怪人は「小津安二郎に憑かれた男」だった 平山周吉

1 映画館という暗がりの中で(映画コラム傑作選16本)
●一九二〇年に四人のアイドルが生まれた--原節子、李香蘭(山口淑子)、諏訪根自子、明日待子
●小津安二郎と清水宏と山中貞雄
●裕次郎以前は誰が1位?スタアの背比べ
●わが恋せし乙女、健在なり--木下映画の永遠のヒロイン、井川邦子を訪ねて…など

2 一筆描き人物ポートレイト(戦前戦後俳優紹介 総勢159名 随時写真入り)
戦前女優=津島恵子、岸旗江、水戸光子、三浦光子、角梨枝子、桂木洋子、岸恵子、有馬稲子、泉京子、根岸明美、千原しのぶ、三原葉子、桑野みゆき、瞳麗子など
戦後俳優=池部良、若原雅夫、上原謙、笠智衆、長谷川一夫、阪東妻三郎、鶴田浩二、佐田啓二、大谷友右衛門、中村賀津雄、久保明、山田真二、石浜朗、津川雅彦など
戦前女優=桑野通子、原節子、栗島すみ子、川田芳子、瀧花久子、及川道子、森静子、マキノ輝子、入江たか子、水久保澄子、二葉かほる、中野かほる、飯塚敏子、美鳩まりなど

5 「わが映画人生」つまみ食い 三十人の監督たち(有名無名監督インタビューの抄録・解説)
今村昌平、新藤兼人、市川崑、黒澤明(聞き手・大島渚)など

6 映画はやっぱり映画館で見たい 特別映画鑑賞会連続上映十九本(著者の解説紹介による名作19本)
『路上の霊魂』『マダムと女房』から『はだかっ子』『恋や恋なすな恋』まで


【目次】

カラー口絵 小津安二郎の銀座八丁御贔屓125店舗地図 全調査・田中眞澄 全作画・矢吹申彦
解説 謎の怪人は「小津安二郎に憑かれた男」だった 平山周吉

1 映画館という暗がりの中で(映画コラム傑作選16本)
●一九二〇年に四人のアイドルが生まれた――原節子、李香蘭(山口淑子)、諏訪根自子、明日待子
●小津安二郎と清水宏と山中貞雄
●裕次郎以前は誰が1位?スタアの背比べ
●わが恋せし乙女、健在なり――木下映画の永遠のヒロイン、井川邦子を訪ねて……など。

2 画面はモノクロ、笑顔は総天然色 一筆描き人物ポートレイト・戦後女優編84名(随時写真入り)
焼跡のニューフェイス 津島恵子、岸旗江など/帰ってきた豊穣 水戸光子、三浦光子など/溌溂たるアプレ 角梨枝子、桂木洋子など/黄金の百花繚乱 岸恵子、有馬稲子など/「グラマー」曲線美の宣戦布告 泉京子、根岸明美など/「時代劇」彩りの姫君 千原しのぶ、浦里はる美など/「新東宝」日陰のけなげ 三原葉子、久保菜穂子など/黄昏、一歩手前 桑野みゆき、瞳麗子など。

3 男たちには顔があった 一筆描き人物ポートレイト・戦後男優編63名(随時写真入り)
兵士の帰還 池部良、若原雅夫など/生一本、男ざかり 上原謙、笠智衆など/禁じられた神々 長谷川一夫、阪東妻三郎など/ポマードの香り 鶴田浩二、佐田啓二など/曲げを結ったアイドル 大谷友右衛門、中村賀津雄/太陽がいっぱい 久保明、山田真二/「木下学校」の美しき少年たち 石浜朗、津川雅彦など。

4 美人には向いてる職業 一筆描き人物ポートレイト・戦前女優編62名(随時写真入り)
健気で颯爽たるモダン嬢 桑野通子/西洋の香りがする美少女 原節子/美人には向いてる職業 栗島すみ子、川田芳子など/春爛漫、星娘たちのローマンス 瀧花久子、及川道子など/剣劇の響きの饗艶者 森静子、マキノ輝子など/毛断嬢、闊歩す 入江たか子、水久保澄子など/銀幕のシルバー・シート 二葉かほる/花咲く乙女たち 中野かほる、水島光代など/大江戸懐古苑 飯塚敏子、木下双葉など/慰問袋の女神たち 美鳩まり、大河百々代など。

5 「わが映画人生」つまみ食い 三十人の監督たち(有名無名監督インタビューの抄録・解説)
今村昌平、新藤兼人、市川崑、黒澤明(聞き手・大島渚)など。

6映画はやっぱり映画館で見たい 特別映画鑑賞会連続上映十九本(著者の解説紹介による名作19本)
『路上の霊魂』『マダムと女房』から『はだかっ子』『恋や恋なすな恋』まで。

内容説明

古い日本映画のディープな面白さ。小津映画の世界的研究家として知られる「謎の怪人」が教える「小津映画だけじゃない」日本映画の魅力。

目次

1 映画館という暗がりの中で
2 画面はモノクロ、笑顔は総天然色 一筆描き人物ポートレート・戦後女優篇
3 男たちには顔があった 一筆描き人物ポートレート・戦後男優篇
4 美人には向いている職業 一筆描き人物ポートレート・戦前女優篇
5 「わが映画人生」つまみ食い 三十人の監督たち
6 映画はやっぱり映画館で見たい 特別映画鑑賞会連続上映十九本

著者等紹介

田中眞澄[タナカマサスミ]
昭和21年(1946)~平成23年(2011)。北海道釧路市生まれ。映画史家・文化史家。慶応義塾大学大学院国文科修士課程修了。その後、国会図書館に自らを十五年以上幽閉し、小津安二郎をはじめとする映画史の資料、雑報を徹底的に収集する。自称の肩書は「フィルムセンター最多有料鑑賞者」、「単独歩行者」、「卑小なる暗闇」、「無知の技法」、「雑談王」、「二代目正直正太夫」、「淑女の忘れ物」など多数。現在の小津安二郎ブームの「縁の下の力持ち」に徹した

平山周吉[ヒラヤマシュウキチ]
昭和27年(1952)東京都生まれ。雑文家。全国小津安二郎ネットワーク会員。昭和50年(1975)慶応義塾大学文学部国文科卒。長らく雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史と日本映画に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。著書に『戦争画リターンズ―藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社、雑学出版賞)、『江藤淳は甦える』(新潮社、小林秀雄賞)、『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社、司馬遼太郎賞)、『小津安二郎』(新潮社、大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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