春秋社音楽学叢書<br> 音楽で「良い子」は育てられるのか―「情操」から読み解く音楽教育史

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春秋社音楽学叢書
音楽で「良い子」は育てられるのか―「情操」から読み解く音楽教育史

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393936153
  • NDC分類 375.76
  • Cコード C0073

出版社内容情報

「音楽は好きだけど、音楽の授業は苦手だ」。

学校で音楽を受けた人の中でこう思う人は今も少なくない。現在では人々は文字通りそれぞれがそれぞれの仕方で音を楽しんでいる。それにもかかわらず、なぜ学校で受けた音楽の授業に苦手意識を感じる人が今も昔も変わらず存在するのか。本書の出発点はここにある。本書は日本の音楽教育の中核をなす概念として、その目標の中心となってきた「情操」という概念に注目し、音楽教育の「これまで」を知り、「これから」を考える。国、地方自治体、作曲家、そして現場の音楽教師が「音楽と情操」をいかに捉えていたのかを検証する。

内容説明

国、地方自治体、作曲家、そして現場の音楽教師が「音楽と情操」をいかに捉えていたのかを検証する。

目次

第一章 情操教育としての戦後音楽教育
第二章 諸井三郎が描いた戦後音楽教育 「音楽教育即情操教育」の孕む曖昧さ
第三章 文部省が構想した戦後音楽教育 「情操教育としての音楽科」はどのように成立したか
第四章 お手本としての情操教育の学校実践 東京都文京区立柳町小学校の実践を手がかりに
第五章 園部三郎を中心とする「官製」音楽教育批判 「美的情操」批判を中心に
第六章 林光と音楽教育 教研集会講師としての活動に焦点を当てて
第七章 現場の教師たちが作り上げる音楽教育 大阪音楽教育の会の教材観を手がかりに
第八章 文部省と民間団体との緊張関係に見る音楽教育 家永教科書裁判を中心に
補章 一九六〇年代の音楽のおけいこブーム 親と専門家との間に見られる音楽教育観のギャップ
終章 戦後音楽教育史における「情操」概念の機能

著者等紹介

山本耕平[ヤマモトコウヘイ]
大阪府立交野支援学校四條畷校教諭、大阪芸術大学非常勤講師。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(文化表現論専攻)。博士(文学)。専門は日本の音楽教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
音楽で良い子は育てられるのか 情操から読み解く音楽教育史 情操を育む 良い子育成と音楽教育 美感の涵養 徳性の涵養 音楽教育即情操教育 音楽美の理解 円満な人格の発達 音楽的情操 現代っ子 自主的で調和のとれた実践的な子ども 官製音楽教育批判 美的情操を養う 歌うこと うたごえ運動 民衆芸術論 音楽のおけいこブーム 絶対音感教育 スズキメソード 教育ママ 正しい音楽 良い音楽 技術か感性か 戦後音楽教育史2025/04/08

ちもころ

0
筆者の博士論文をまとめたものらしく、戦後の音楽教育史の詳細を把握するのが難しかった/できなかった。 自分の学生時代を振り返って思い出されるのは、中学校で毎年あった合唱コンクールとか、市の小中音楽会の舞台で歌ったこととか、縦笛でガンダムや銀河鉄道999をみんなで吹いたこととか。これらは協調性が求められるので、記憶に残っていることを考えると、戦後喧々諤々と議論されてきた音楽教育の効果はあったと言えるかもしれない。 その結果の現在の自分は決して「良い子」ではない。「悪い子」でもないけど。2025/05/13

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