出版社内容情報
安倍晴明の陰陽道や徳川家康の風水戦略――
「道教」を抜きにして、日本の歴史は語れない。
本書は、現代道教界の最高権威に公認され、
日本人で唯一の道士として20年以上にわたり修行と実践を重ねてきた著者が、
その教えの核心である「趨吉避凶」(凶を避けて吉を得る)の
叡智を詳しく解説したものである。
知られざる道士の日々の暮らしや修行の様子、神や鬼との深い関わりなど、
実生活に根ざした道教の姿が、具体的かつ興味深く描かれている。
日本人が古くから大切にしてきた「人として宇宙の法則に逆らわずに
調和する道教的生き方」をあらためて思い起こす一冊。
【目次】
はじめに――に多大な影響を与え続ける「道教」とは
第一章 日本人が知らない本当の道教
道縁に導かれて
なぜ私は道士になったのか
眉間に現れた紅いアザ
縁に導かれるように台湾へ
道士への道が開けて
道教的生き方は天から愛される生き方
「趨吉避凶」の叡智が満ちる道教の教え
繁栄している一族の秘密
福、禄、寿を備えた「純陽の人」とは
世代を超えた福の連鎖の仕組み
仙人と不老不死の真実
本当の仙人は精力旺盛
日本人が誤解しやすい「老子」と「タオ」
道教の世界は、ギブ・アンド・テイク
第二章 目に見えない神と鬼のパワー
あらゆるものに正邪がある
危険の多い神霊の世界
道教のダークサイド
邪道の霊能者にご用心
なぜ道教には秘伝が多いのか
道教の神、日本の神
霊界への贈り物
神様は香気を食す
鬼とつきあう秘術
陰霊を使いこなす法術「養鬼」
正の童子、邪の童子
養鬼を使った危険な呪術
法を悪用する道士は必ず報いを受ける
神とつながるために
道士の修行
神仏を降臨させる道士達
神霊と交流する「童?」と「通霊」
童?は神から選ばれし霊媒者
依頼心を捨てれば「御陰様」の力が発動される
第三章 天運をつかむ吉凶禍福の原理
人生をつかさどる見えざる大きな力
「命運」が吉凶禍福のすべて
生命磁場と運の巡りとの関係
「命」の陰陽を知る
人の心や意識は末端に表れる
「虚」になれば吉凶がわかる
凶を減らすための方法
心に羅針盤を持つ
情のコントロールができない人は騙されやすい
天が定めた吉凶定数を変える方法
福が福を呼ぶ吉福連鎖の法則
福の種蒔きをする
神様を喜ばせる
「実践すること」で天の心と調和する
第四章 邪気は人の運気を奪う
邪気とはマイナスのエネルギー
言葉、仕草、振る舞い、すべて運気に関わっている
運のいい人、悪い人
邪気は負の連鎖を引き起こす
人から運気を奪われないために
「死気」の恐怖
自分を中から強くする方法
生命磁場を強め邪気の影響を弱める
自然のパワーでプラスエネルギーを養う
霊木「榕樹」と「清浄水」でのお浄め
塩と米でも邪の侵入を防げる 142
香草を使った邪霊から身を護る方法
第五章 間違いだらけの日本の風水
風水が変われば吉凶も変わる
なぜ徳川家康は風水にハマったのか
女鬼の棲む家
福を招く家、災いの多い家
陽の家
感想・レビュー
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tokumei17794691




