古本屋の誕生―東京古書店史

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古本屋の誕生―東京古書店史

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794227669
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「知と文化の集積地」はいかにして作られてきたか?

江戸時代の「書店」の誕生から、明治以降の東京古書界の変遷まで、
本の街の歴史を詳細にたどる。

<内容より>
●本のセドリの誕生と江戸時代の「本屋仲間」
●古書の価値創造の先駆者、江戸末期の達摩屋五一(だるまやごいち)
●幕府崩壊で大口顧客を失った東京古書界が生き残れた理由
●明治前半まで芝神明町・日蔭町が東京随一の古書街だった背景
●有斐閣、三省堂、冨山房…大古書街・神田神保町を生んだ第一波
●大正・昭和期の代表的古書店・一誠堂の「店員教育」
●戦後の古書界の復興と業界の未来

内容説明

「知と文化の集積地」はいかにして作られてきたか?江戸時代の「書店」の誕生から、明治以降の東京古書界の変遷まで、本の街の歴史を詳細にたどる。

目次

序章 本屋はなぜ新刊本屋と古本屋に分かれたのか
第一章 セドリと古本屋の誕生 江戸時代までの書店ビジネス
第二章 大デフレと本屋仲間の解体 明治ゼロ年代
第三章 一大古書街・芝神明と漢籍ブーム 明治十年代〔一〕
第四章 東京大学誕生と神保町の台頭 明治十年代〔二〕
第五章 東海道線全通と神保町第二の波 明治二十年代
第六章 靖国通り開通と神保町第三の波 明治三十年頃から大正二年の大火まで
第七章 古書組合の誕生と関東大震災 明治末から大正末まで
第八章 古本屋の学校・一誠堂の躍動 昭和ゼロ年代
第九章 戦争をくぐり抜けて 昭和十年代
第十章 戦後の復興と発展 昭和二十年から昭和後期まで
終章 古本屋の現在と未来

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。フランス文学者、評論家、作家。東京大学文学部仏文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得満期退学。明治大学名誉教授。当初はフランス文学の研究翻訳を行っていたが、1990年代に入り活発な執筆活動を開始。1991年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、2000年『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。2017年、書評アーカイブサイトALL REVIEWSを開始。2022年には神田神保町に共同書店PASSAGEを開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

62
著者には、同じく東京の古書街を扱った『神田神保町書肆街考』という著作があるが、本書は江戸時代の書店の誕生から戦後の神田古書街の状況まで記されていて、長い時代を扱っている。各時代の古本屋業界の概説と有名無名の古書店主が多く登場し、資料としての側面も大きい。もちろん、明治維新や洋装本の登場、関東大震災・東京大空襲と戦後の復興など、古書店の時代を画する出来事について詳述され、読み物としても面白い。内容的に『神田…』と重なる部分もあるが、岩波書店の登場の項など、大部ではあるが『神田…』の方が面白い。どちらにする?2025/03/19

石橋

1
「神田神保町書肆街考」がすごく面白かったので、即読了。あとがきにあるようにお浚い的な部分もあるが、今この2025年出版てのがべらぼうだぜ。2025/04/22

みんな本や雑誌が大好き!?

1
「古本」と「古書」や「古典籍」の違いなども指摘しつつ、古本屋というか古書店の歴史を綴った、わりと専門的な書物でした。昔拾い読みした反町茂雄さんの『一古書肆の思い出』(平凡社)のように、ほぼ、戦後刊行の「古本」「雑本」にしか関心のない私にはいささか敷居が高い本でした。 江戸・明治・大正・戦前昭和のころの神保町の歴史も詳述されていましたが、そのあたりには知識もありませんから。2025/04/10

Go Extreme

1
起源:江戸時代 出版業の発展 古書市場 書店の変遷 和本の流通 明治時代の出版 近代化の影響 古書組合の成立 東京の書店街 震災後の復興 神保町の発展 経済と市場:大デフレ 市場競争 価格変動 取次業者の影響 古書の価値流通 消費者の変化 新刊との関係 出版リスクの分散 市場の拡大 東海道線の影響 文化的意義:知識の普及 学術書の需要 文化財としての書籍 学術書の保存 歴史的資料の保管 学問と書籍の関係 デジタル化の影響 文化的アーカイブの形成 経営戦略:専門店台頭 顧客層変化 店舗とオンライン販売融合2025/03/10

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