眠れない夜に思う、憧れの女たち

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眠れない夜に思う、憧れの女たち

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  • サイズ 46判/ページ数 560p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794227195
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0098

出版社内容情報

私は見つけた。
自分たちのしたいことをした女たちを――。

四十代、独身、子なしの女性作家は、
十九・二十世紀の探検家やルネサンス期の画家ら、理想の女たちを追い求めて、
アフリカ、イタリア、日本を旅する。
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』に続く長編紀行エッセイ。

カレン・ブリクセン、イザベラ・バード、
ネリー・ブライ、ラヴィニア・フォンターナ、
アルテミジア・ジェンティレスキ、草間彌生――。

賢明で勇敢、そして情熱溢れる女たちの生涯を辿りながら、
女性が生きることの本質に迫る。

「私はM。四十三歳。
夜に女たちを思って何年も経つ
――セックスのこととはなんら関係はない。
人生が、恋愛が、置かれた状況がつまらなくて、
恐ろしい悪夢が永遠に終わらないように感じられると、
私は眠れずに夜に女たちを思ってきた。
そうした夜は、歴史上の女たちに
目に見えないボディーガードや守護聖人になってもらって、
私を前へ引っ張ってもらう。」(本文より)

【目次】
I 夜の女たち:告白

第一部 アフリカ
II 白い霧、冬――夏
  キリマンジャロ行きの飛行機に乗り、怖くなる
   カレン・ブリクセン
III アフリカ、五月
  カレンから勇気をもらうため、そしてサバンナへたどり着くため、アフリカへいく

第二部 探検家たち
IV カッリオ――ヴィヒティ、夏
  ヴィヒティの屋根裏部屋で女性探検家たちを見つけて、世界をまわる
   イザベラ・バード
   イーダ・プファイファー
   メアリー・キングスリー
V 京都、九月
  鬱改善旅行で日本へいく(またも大荷物で)
   アレクサンドラ・ダヴィッド?ネール
   ネリー・ブライ
   荷造り下手な人top3

第三部 芸術家たち
VI フィレンツェ、十一月
  これといった理由もなくフィレンツェへいって、ウフィツィの女たちについて書くことになる
   ソフォニスバ・アングイッソラ
   ラヴィニア・フォンターナ
   アルテミジア・ジェンティレスキ
VII カッリオ――マッツァーノ、冬――春
  書く暇もないほど楽しいアーティスト・イン・レジデンスへいく
VIII ローマ――ボローニャ――フィレンツェ再訪
IX ノルマンディー、秋
  大西洋岸で私の夜の女たちを思い、メリーゴーラウンドのキリンに乗る
   草間彌生
X 魔の山

謝辞
訳者あとがき
参考文献

内容説明

私は見つけた。自分たちのしたいことをした女たちを。四十代、独身、子なしの女性作家は、探検家やルネサンス期の画家ら、理想の女たちを追い求めて、アフリカ、イタリア、日本を旅する。『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』に続く長編紀行エッセイ。

目次

夜の女たち:告白
第1部 アフリカ(白い霧、冬―夏 キリマンジャロ行きの飛行機に乗り、怖くなる;アフリカ、五月 カレンから勇気をもらうため、そしてサバンナへたどり着くため、アフリカへいく)
第2部 探検家たち(カッリオ―ヴィヒティ、夏 ヴィヒティの屋根裏部屋で女性探検家たちを見つけて、世界をまわる;京都、九月 鬱改善旅行で日本へいく(またも大荷物で))
第3部 芸術家たち(フィレンツェ、十一月 これといった理由もなくフィレンツェへいって、ウフィツィの女たちについて書くことになる;カッリオ―マッツァーノ、冬―春 書く暇もないほど楽しいアーティスト・イン・レジデンスへいく;ローマ―ボローニャ―フィレンツェ再訪;ノルマンディー、秋 大西洋岸で私の夜の女たちを思い、メリーゴーラウンドのキリンに乗る;魔の山)

著者等紹介

カンキマキ,ミア[カンキマキ,ミア] [Kankim¨aki,Mia]
1971年、フィンランドのヘルシンキ生まれ。国立ヘルシンキ大学比較文学専攻卒業。編集者、コピーライターとして活動した後、『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』でデビュー。日本文化に精通していて、生け花の師範でもある。これまでにフィンランド旅行誌「モンド」旅の本賞、ヘルシンキ首都圏図書館文学賞、オタヴァ書籍財団ノンフィクション賞を受賞

末延弘子[スエノブヒロコ]
東海大学文学部北欧文学科卒業。フィンランド国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド現代文学、児童書の訳書多数。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tetsubun1000mg

15
筆者の前作「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」の2作目が出たと気が付いて選ぶ。 自分が一人でフィンランドから京都へ6か月間滞在したことからの共感なのか、150年前に一人でアフリカやアジア、中国、江戸時代の日本などを旅行というより冒険した女性の歴史を調べるノンフィクション。 清少納言を研究したようにたくさんの資料や本を調べたらしいが、その量と詳しさも深い。 分厚い本なので、翻訳も2年半かかったと翻訳者後書きが有ったほど。 江戸時代の日本を一人で旅行した「イザベラ・バード」の本を探してみよう。2024/08/18

miu

7
フィンランドの作家、ミア・カンキマキ。彼女が眠れない夜に思う女性たち。探検家や画家、芸術家など、その女たちの足跡を辿る旅。草間彌生以外ははじめて知る女たち。厳しい時代に逞しく、手持ちのカードで勝負する女たち。かっこいい!すべてを失ったらペンを持て。この言葉を手帳にメモした。2024/11/02

ロピケ

4
大人になったら、羊なんか数えても眠れない。そんな日にはこう言う心配解消の仕方もあるとミアさん。色んなロールモデルとなり得る先達を思い浮かべ、勇気をもらう。探検家やルネサンス期の画家等、ミアさんに「活気を与えてくれる」「夜の女(ミアさんが夜に思う女)」達。前作で清少納言に「セイ」と呼んでいたように、今回も登場人物達にファーストネームで呼びかけ、大量の資料を読み込み、過ごした場所を訪ね、どう生きたのか教えてくれる。本を書くために色々な国の作家村で過ごしたりした本人の体験も交え、興味深い。もう著者自体が夜の女。2024/11/29

hydrangea

3
無駄に長くて内容が薄いんだけど、こういうのにダラダラ時間を費やせる自分の境遇にプチ感謝(⁈)。著者が憧れる女性たちの情報は、Wikipediaで本書よりずっと詳しく、画像検索でサクッと豊かに見られるわけなんだけど、このようにリストアップしてくれたことと、著者なりの解釈で自身の人生&生活の苦悩を絡ませたことはまあ有益だと思う。著者は多くの助成金や各国のアーティストインレジデンスをゲットしていて、実はめっちゃやり手なのでは?魔の山はスイスで体感して欲しかったですね。2025/07/06

秋田の読書会「あなたと推し本」(二代目)

2
読書会にて紹介された本。ページ数が多く充実した読み応え。女性著名人にそれぞれスポットが当たり個性豊かな背景が見えてきます2025/03/01

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