出版社内容情報
齋藤先生いわく「古事記を声に出して読むことで、日本語本来の力を感じ取ることができる。
日本語のふるさとを訪ね、古代人の心に近づいていける。
古代人の感覚・世界観を愉しむことができる――」。
「イザナキとイザナミ」「天の岩屋戸隠れ」「因幡の白兎」などなど…
知っているようで知らない有名な逸話を原文で味わう。
「臣安萬侶言す(やつかれやすまろまおす)」で始まるこの日本国創成の話は、
不思議な日本語の力を持っている。
内容説明
齋藤先生いわく「古事記を声に出して読むことで、日本語本来の力を感じ取ることができる。日本語のふるさとを訪ね、古代人の心に近づいていける。古代人の感覚・世界観を愉しむことができる―」。「イザナキとイザナミ」「天の岩屋戸隠れ」「因幡の白兎」などなど…知っているようで知らない有名な逸話を原文で味わう。「臣安萬侶言す(やつかれやすまろまおす)」で始まるこの日本国創成の話は、不思議な日本語の力を持っている。
目次
序文 乾坤初めて分かれて参神造化の首と作り
独り身の神々の誕生―みな独神と成り坐して、身を隠したまふ
イザナキとイザナミ、国を生む―身の成り合はぬ処に刺し塞ぎて、国土を生み成さむ
イザナキ、黄泉の国をめぐる―吾と汝と作れる国、いまだ作り竟へず。故、還るべし
アマテラスオホミカミ、禊ぎによって生まれる―左の御目を洗ひたまふ時に成りませる
天の石屋戸に隠れる―天照大御神、天の石屋の戸を開きて刺しこもり坐す
スサノヲ、ヤマタノオロチを退治する―十拳の釼を抜き、その〓を切り散りたまひし
オホクニヌシ、因幡の白兎を助ける―輾い転ばば、汝が身、本の膚の如く、かならず差えむ
オホクニヌシ、四つの試練に耐える―逃げ出でます時に、天の沼琴樹に払れて地動み鳴りき
アマテラス、国譲りを迫る―この葦原中国は、天つ神の御子の命のまにまに献らむ〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮沢賢治という身体』(世織書房、宮沢賢治賞奨励賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHK出版、新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。